BIGBANGメンバーの「理想のタイプ」は?(下)

BIGBANGの自由さはどこから来る?


 BIGBANGがほかのアイドルグループと最も大きく違うのは、ステージ自体の楽しみ方を知っているということだ。これは、ほかのグループが見せる息ピッタリのダンスをはるかにしのぐ。ステージをいっぱいにするBIGBANGメンバーの「自由な魂」は、見る人々を自ずと楽しませてくれる。難度が高いレッスンを長期間受けることによってできる機械的なテクニックではない。原始的な「オーラ」がさく裂するステージなのだ。

 このように自由なステージはどこから来るのだろうか。メンバーたちは「YGエンターテインメント所属のアーティストたち全体に言える傾向」と説明する。G-DRAGONは「YGという囲いの中で生活していたら、そう変わるんだと思う。言葉では説明しにくいけれども、所属アーティストからマネージャーまで、同じようなマインドを持つようになる。規則を超えたその何かが僕たちを強くまとめてくれる。所属事務所の家族(仲間)たちは従来からある規則に抵抗するような気質を持っている。多分、ヒップホップ・ミュージックを主に聞いているからそうなるんだと思う」と言って笑った。

 T.O.Pは「音楽的な部分やステージ演出はメンバー5人の意見を総合した結果だ。だから、どんなステージに立つのかにより、現場ですぐ手直しできる。そうした所が、見る人に自由さを感じさせるのだろう」と分析した。

 最近はアイドルグループについて、所属事務所とのもめ事やメンバーの資質など多くの問題が取りざたされているが、BIGBANGが大きく揺らぐことはない。G-DRAGONは「アイドルグループの多くは寝る時間もあまりないし、ずっと仕事を続けなければならないから、100%のステージを見せられない場合が多い。そうしているうちに、自分のステージに疑問を持つようになる。そういうときほど時間的な余裕を持ち、自分の姿を考える時間が必要だ」とアドバイスした。

 BIGBANGは自他共に認める韓国最高のアイドルグループになった。これに対しメンバーたちは「最高とは思わない。ただ、長く活動をしているから、後輩グループはたくさんできた。以前とは違って、どんなステージに立っても気持ちが楽になったのは事実」と謙遜(けんそん)して言った。

BIGBANGメンバーの理想のタイプは?


 「20代のグループ」になったから、メンバー同士で酒を飲むこともある。しかし、BIGBANGはG-DRAGON、T.O.P、V.Iが属する「酒流派」と、SOL、D-LITEの「非酒流派」にはっきりと分かれる。それでも、酒の席で気まずいムードになることはない。D-LITEは「非酒流派はお酒は飲まない代わりに『おつまみキラー』。一緒に話すのが大好きだから、お酒を飲まなくても酒の席は楽しい」と笑顔で話す。では、BIGBANGで一番の酒豪は? メンバーは全員、ためらうことなくT.O.Pの名前を挙げた。

 みんなエネルギーいっぱいの年齢だけに、理想のタイプの女性について話題を振ると、急に会話に弾みが付き始めた。

 「僕がしている仕事を理解してくれて、支えてくれる女性ならいいな。笑顔がかわいい女性が好き」と口火を切ったのはD-LITE。初めて理想のタイプを告白するというSOLは「気持ちが同じならいい。彼女を見て『もっと頑張らなくちゃ』と刺激を受けられたら。ルックスは小さいころから西欧風のイメージの女性が好きだった」と言って驚かせた。

 G-DRAGONは「ボブヘアでボーイッシュな女性が好きだった。でも最近は一緒にいて気持ちが安らぐ女性が好き」と話し、T.O.Pは「賢明な人がいい。それから、年上の人に礼儀正しい人が好き。ただ、結婚は少し遅くなるだろう」と語った。

 最後に、V.Iは「活動が忙しいので、電話で話すことが多くなってしまう。だから、声がかわいくて愛嬌(あいきょう)がある人が好き。外見的には、芸能人の中で言えばユイぐらいかな?」と「爆弾発言」を残し、久しぶりのインタビューを締めくくった。

イ・ジョンヒョク記者
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