インタビュー:パク・ユファン、兄ユチョンとのエピソードを語る

 「俳優になる前に、人間にならなければいけない」


 俳優パク・ユファン(20)が、実兄ユチョン(24)からのアドバイスを打ち明けた。パク・ユファンは「米国で長く暮らしてきたので、やはり韓国社会のマナーに慣れていない」とし、「そういう面で、兄が“社会生活を送るためには、まず俳優になる前に人間にならなければいけない”と強調した」と語った。

 パク・ユファンはドラマ『キラキラ輝く』(MBC)で本格的に俳優デビューを果たした。新人にもかかわらず、ドラマのキャスティングが報じられる前から、何度もオンライン人気検索語ランキング1位を飾った。大スターである「ユチョンの弟」だからだ。

 兄弟の友情は格別だ。ドラマ制作報告会の時、ユチョンが弟を激励するため、突然現れたほどだ。性格は180度違う。今は兄が大人らしくユファンの面倒を見ているが、幼いころはけんかしながら過ごした。ユファンは「兄は真面目なほうで、僕はふらふらした軽い性格」とし、「兄が母親に怒られたとき、兄をからかって怒られた。また兄が悪いことをしてないのに、悪いことをしたと母親に告げ口して、兄にすごく怒られたりもした」と話した。

 米国で青少年期を過ごしたパク・ユファンは2001年、シチュエーション・コメディー『ノンストップ』(MBC)を見て、初めて演技に関心を持った。「シチュエーション・コメディーに登場する状況自体がとても笑えた」という彼は「僕もああいう作品を撮れば、人々を笑わせることができるのではと思った」と明かした。そんな中、芸能界デビューを決めた決定的なきっかけはドラマ『トキメキ☆成均館(ソンギュンガン)スキャンダル』だ。主人公の兄が練習しに行ったとき、何の考えもなく付いていったが、その熱気あふれる現場に魅了された。

 『キラキラ輝く』でパク・ユファンが演じる役は、18歳のハン・ソウ。43歳差があるハン・ジウン(チャン・ヨン)の異母兄弟で、家庭教師カン・デボム(カン・ドンホ)を慕う18歳の寂しい少年だ。13日にスタートしてから反応がいい。出番が少しずつ増えている。パク・ユファンは「まだまだ未熟な面が多い。温かく見てくださる視聴者に感謝している」とし、「今年はバカな役でもスポーツ選手役でも、何でもやりたい」と伝えた。

 続けて、歌手デビューについては「全く考えていない」と話した。パク・ユファンは「兄の影響で、歌がうまいと思われているが、全くそうではない」とし、「先日、(JYJの)ジュンスさんのミュージカルを見てきたが、あまりに歌がうまいので、僕には無理だと思った」と明らかにした。続けて「兄のステージや番組を見ると、全身に鳥肌が立つ。家で見る兄とは180度違う」と言い、「兄よりうまくできるかどうか分からないが、俳優として僕だけのカラーを作れると確信している」と力強く語った。

 マイケル・ケインの「演技授業」という本を3度読み、自信を持ったというパク・ユファンは、この本の一文を引用し、俳優一本で勝負するという意気込みを伝えた。「この職業ではなく、ほかのことを考えていたら、今すぐ辞めろ」。

パク・ジョングォン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース