インタビュー:ソン・チャンウィ「バラエティーはまだ準備できていない」(下)


―『若きウェルテルの悩み』も大人気でしたし、3月からは『光化門恋歌』とミュージカル界でも大人気なのですが、ドラマとミュージカル同時にオファーがきたらどちらを選びますか。

 「選択でどこをポイントにおくかというと、演じるキャラクターを重視します。自分がどれだけその役を演じたいか、その役を演じることに魅力を感じるかが第一。どっちを受けた方がメリットがある、得になるとか、ドラマか映画かミュージカルか、といったことは関係なく、やりたい、演じたいという気持ちを最優先に作品を選びます」

―昨年12月から、ソン・ヘギョさんと映画『ノーボディー・サムバディー』を撮影されていますが、ソン・ヘギョさんとの呼吸、撮影の雰囲気はどうですか。

 「(ソン・ヘギョとは)とても気も合うし、息も合います。ただ、今回のこの映画は、恋愛ものという点より、社会的問題に関して追及することを監督が意図している作品です。ですから、ソン・ヘギョさんとも恋人同士という設定よりも、ある事件にかかわった二人が、その事件を解いていくということで、ラブシーンよりも親友としての演技の部分が多いですね」


―KBS 『ハッピーサンデー』の「1泊 2日」のオファーを断ったそうですね。

「個人的には、その話が来た時にはうれしく光栄に思ったんですが、とにかくミュージカル・ドラマ・映画と毎日が忙しくて。やはりバラエティーに出演するためには、いろんな準備が必要だと思います。番組の中で自分をいかせる知識だったり、心の準備というものが、僕にはまだできていません。なので、今の活動以外に、それも受けるのは負担であり、その時期ではないと、お断りすることになりました」

―準備ができれば、今後バラエティー出演もありえますか。

「今後、時間に余裕ができて、もしチャンスをいただけるなら、自分も視聴者の方々にも楽しんでいただけるように、さまざまな準備をした上で受けさせていただきたいと思います」 


―日本のファンは、やはり身近なドラマでソン・チャンウィさんの姿を見たい人が多いのですが、今後ドラマの予定はありますか。

 「今、映画も忙しいですし、4月までミュージカル『光化門恋歌』がありますので、その後、ドラマに関しては考えてみたいと思います。もう少し待っていてくださいね」

 ファンの前で、またミュージカルの舞台などでも素晴らしいパフォーマンスで観客を軽快に楽しませるソン・チャンウィだが、インタビューでの彼は、うつむき加減で、言葉を慎重に選びながらしゃべる、非常に真面目でシャイな青年だ。それが、役になると、演技ではどんなキャラにも染まれる。それぞれにしっくりくる。次はどんな姿で魅せてくれるのか、楽しみに待ちたい。



東京=野崎友子通信員

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース