ヤン・ジヌは「30代になり、心理的な変化があったようだ」と説明。6年間、演技をしながら築いたものがあったし、自分に対しても振り返りたかった。すべてのことから離れたくて、わざと苦労を買って出た。
「経営も勉強し、金融業も事業もした。知り合いが事業をするというので手伝ったり。美術の勉強もしたし、読みたかった本もたくさん読んだ。本当に何でもした。それでも、本を読みながら無意識に、“この本の主人公をドラマや映画のキャラクターにしたら面白いのでは”と考えていた」
そのようにして、再びヤン・ジヌは俳優として帰ってきた。運よく、演技を再会すると決めた瞬間から、多くの作品に出会えたという。最近終了したドラマ『逆転の女王』のほか、撮影を終えた映画2本も今春の公開を控えている。
「まずは仕事だけ、本当に何も考えず、仕事をしたい。3年は忙しく働きたいと思っていた。運よく、昨年夏から途切れることなく、俳優活動をしている。今はただ感謝しながら、1日1日を過ごしている」
演技に対する考えがはっきりしていて、このように生き生きと話せるヤン・ジヌが、再びこの世界に戻ってきて本当によかったと感じた。