タン・ウェイ「ヒョンビンさんとまたご一緒したい」


 「同じ国の言葉で演技する俳優よりもむしろ楽な間柄です。怖いという気持ちから始まりましたが、完ぺきに息が合うようになりました」

 中国の人気女優タン・ウェイは共演者ヒョンビンへの「大きな愛情」を語った。

 タン・ウェイは10日午後、ソウル市城東区の映画館「往十里CGV」で行われたインタビューで、「ヒョンビンさんとならどんな作品でもご一緒したい」とほほ笑んだ。

 17日公開の映画『晩秋』(キム・テヨン監督)でヒョンビンと初共演したことについて、大きな満足感を得たという。

 『晩秋』は、模範囚として特別外出を許され刑務所から出てきた女エナ(タン・ウェイ)と、何者かに追い回されている男フン(ヒョンビン)の短くも激しい愛を描いた作品。イ・マンヒ監督による同名映画(1966年)のリメークで、撮影はほとんどが昨年、米シアトルで行われた。

 「ヒョンビンさんとは、初めは言葉の壁があり、すぐに近い間柄になれるか心配でした。でも、それは実は言葉の問題というよりも、漠然とした恐れのせいでした。それでも、恐れから始まり、完ぺきに息が合うようになって、本当に気持ちが良かったです」

 自身より3歳年下だが、俳優としては先輩であるヒョンビンから学んだことも多いという。

 「『晩秋』は『ラスト、コーション』(2007年)でスクリーンデビューしたわたしにとって2作目の映画ということで、未熟な点が多々あります。ヒョンビンさんの演技を見ていて、ご自身が決めた地点があるとしたら、そこまで行くのに感情の起伏がなく安定した呼吸で、遅いけれども確実に到達するという印象を持ちました」

 「わたしには感情的で不安な面がありましたが、彼の感情に付いていくうちに、徐々に合わせられるようになりました。俳優が自分の演技をコントロールするのは簡単なことではありませんが、そうした面で素晴らしい力を持っていると思います」

 撮影エピソードについては、「二人が息が切れるまで走るシーンがありましたが、その瞬間の気持ちが忘れられません。映画の中のフン(ヒョンビン)は太陽のように強い生命力を持つ天使のような人」と教えてくれた。

 「また作品でご一緒できるかもしれませんが、その時まではわたしにとって、ヒョンビンさんはフンという人。

兵役を終えて戻っていらっしゃった後でも、機会があればぜひご一緒したいです」

チャン・ソユン記者
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