ドラマ『シークレット・ガーデン』(SBS)に続き、映画『愛してる、愛してない』『晩秋』の公開を控えているヒョンビンが、インタビューで近況や最近の考えを語った。
最近、映画専門誌「シネ21」とのインタビューでヒョンビンは「『晩秋』のフンは、今まで演じたどのキャラクターとも似ていない」と語った。『晩秋』は、夫殺しで収監され7年ぶりに仮釈放された女性エナ(タン・ウェイ)と、誰かに追われている男フン(ヒョンビン)の強烈な愛を描いた作品。昨年、米国シアトルで大半が撮影された。
ヒョンビンは「フンは表には出さないが、胸の中に痛みを抱えた男。口では“俺はそうじゃない!”と堂々と話す二面性を持っている」とし、男性より女性にスポットが当たっている同映画について「役の比重は大きな問題ではなかった」と話した。
また『シークレット・ガーデン』の成功により、大きな関心を集めていることについては「ドラマ『私の名前はキム・サムスン』のときの経験から、熱い関心がそう長くは続かないことを知っている」と話した。作品に対する世間の関心がだんだん短くなり、絶えず新しいものが出てくる時代だからだ。
また、トーク番組『現場トークショー・タクシー』(tvN)に出演したことについては「先輩たちともっと親しく付き合うため。高校生のときから演劇に触れ、作品は人が作るということを学んだ。自分が知っているすべての先輩から、演技の面でも人間的な面でも多くのことを学んだ。皆さんそれぞれに魅力、演技論があり、それぞれ違う一面を見て学び、自分のものにしようと努力してきた」と話した。
3月に軍入隊を控えたヒョンビンは「自分を探しにいく気分。楽しみでもあり、名残惜しくもある。演技をしながら、20代を“俳優ヒョンビン”として生きてきたが、人間ヒョンビンとしては生きてこれなかった。今後2年間は、徹底的に自分のことを考えられる時間がある。その一方で、少しずつ演技に面白さを感じてきたのに、それを断ち切って行くのが心残りでもある」と複雑な心境を打ち明けた。