寒ければ寒いほど楽しめる場所がある。それは温泉だ。特に露天風呂があるウォーターパークなら、楽しさ倍増だ。各地域ごとに、露天風呂のあるスポットを紹介しよう。
■首都圏:利川の「テルメデン」
水着をレンタルして屋外にある温泉プールへと直行した。ポカポカ暖かい温泉と冷たい空気を同時に楽しむことができる屋外温泉プールは、湯けむりが立ち込め、時には隣の人の顔も見えないほど。風は冷たいが、温泉プールからは限りなく湯気が立ち上っている。「雪国」「天国」という言葉が頭に思い浮かぶ。露天風呂は冬の寒さと旅の疲れを癒してくれる。
もともと京畿道利川市は、忠清南道牙山市と共に、首都圏の温泉スポットとして有名な場所だ。利川の「テルメデン」は、樹木園を営んでいた元文学思想社の代表イム・ホンビンさんが、1990年代初めに地下1500メートルで温泉を発見し、2006年にオープンしたドイツ式の温泉だ。現在の温泉施設から1.5キロ離れた場所に、温泉を引く穴が5カ所あり、ここから1日1500トンの温泉水を引き上げている。テルメデンには屋外温泉プールと屋内プールがある。
広さ約2400平方メートルの屋外温泉プールには、冬になるとレモン風呂、エゾウコギ風呂、ユズ風呂などの露天風呂が登場する。全長30メートルのプールと、12メートル、4メートルのスライダープールもある。毎日午後2時からは、アクアビクスのクラスが行われている。
(1)ホームページ:www.termeden.com
(2)車を利用する場合、嶺東高速道路の利川インターチェンジで下車→国道42号線を雪城方面へ。無料シャトルバスは利川バスターミナルで乗車、午前8時20分から5本(週末は6本)運行。京畿道利川市暮加面新葛里372-1。
(3)利川市内にはご飯のおいしい食堂がある(利川はコメの産地)。チョンモクや正一品などの食堂では、利川のコメを使ったご飯にたくさんのおかずが添えられた定食が食べられる。一人前1万1000ウォン(約810円)。二人前から注文可能。
(4)陶磁器村:国道3号線を利用し、昆池岩から利川市内に入る手前にある新屯面と沙音洞。道路沿いにある海剛陶瓷美術館、高麗陶窯、李朝窯、広州窯などの陶窯は、人気の観光名所として多くの外国人が訪れる。