李大統領夫人が教える韓国料理レシピ(下)

海鮮パジョン


 「新鮮な海産物と長ネギの相性がピッタリのこの料理は、西洋のピザにも劣らないと思うのはわたしだけでしょうか。子どもたちにも喜ばれるし、マッコリを飲むときのつまみにも最高。大きめに焼いてみんなで分け合うのも楽しい」

材料:ワケギ200グラム、イカ、エビ各100グラム、牛ひき肉50グラム、小麦粉1カップ、お好み焼き用の粉1カップ、水2カップ、サラダ油適量

肉と海産物の下味:しょう油小さじ1杯、刻んだニンニク小さじ1杯、ごま油少々  

つけダレ:しょう油大さじ4杯、酢大さじ2杯、ごま油大さじ1杯、ごま大さじ1杯、水大さじ1杯

作り方

1.ワケギは手の平ほどの大きさに切り、エビは塩水で軽く洗って水気を切る。

2.イカは皮をむき、細く切った後、エビや牛肉と一緒に下味をつける。

3.ボールに小麦粉とお好み焼き用の粉を8:2の割合で入れ、水を入れて混ぜ合わせた後、ワケギと下ごしらえした肉、海産物を加える。このとき、焼く際に上に乗せる海産物を少し残しておく。

4.熱したフライパンに油を敷く。お玉で生地をすくい、フライパンに丸く広げ、残りの海産物を上に乗せる。

5.食べやすい大きさに切り、つけダレを添えれば完成。

卵石焼ご飯


 「新婚のときから大統領になった現在まで、夫に一番好きなメニューを聞くと、ずっとこの料理を挙げています。今でも食欲がないときはこれを食べたがるんです」

材料:水に浸したコメ、卵1個、しょう油大さじ1杯、水1カップ

作り方
1.水に浸したコメを土鍋に入れ、ご飯を炊く。水が沸騰し始めたら弱火にし、水がほとんどなくなるまで火にかけた後、約10~15分間蒸らす。

2.ご飯の真ん中にスプーンで穴を開け、その中に生卵を落としふたをする。しばらく置いた後、しょう油を加え、スプーンで混ぜて食べる。お好みでごま油を加えても美味しい。

韓国料理の限りない可能性を再発見した日


 韓国料理の一番大きな魅力は、手軽な食材で作ることができるということ。その材料の持つ本来の味と栄養をそのまま料理に生かすことができる。

 金さんは「大切なお客さまをたくさんお迎えするに当たって、韓国料理の文化を紹介してはどうかと思った。知れば知るほど好きになるという言葉があるように、より多くの人々に韓国料理を知ってもらいたい」と話した。実演会で再現された金さんによるG20首脳会議でのメニューと「金潤玉の韓国料理物語」に登場するメニューは、この日出席した在韓外国人のオピニオンリーダーたちから好評を集めた。

 メニューのアイデアから、テーブルセッティング、フードコーディネーターまでを手掛けたコンドゥのハン・ユンジュ代表は、「豚肉、鶏肉、卵のように、低価格で手軽な食材を使って、外国人でも食べやすい韓国料理を作るのが、金さんの料理の特徴であり、長所でもある」と話した。

 金さんのレシピを再現したキム・ジンレ・シェフは「さっぱりしていながらも刺激的な辛さがあり、材料本来の味を生かす調理法が、韓国料理の世界化の可能性をさらに広げた」と言って喜んだ。実演会のメニューの中で最も人気があったのは、意外にも卵石焼ご飯。外国人たちには、特に黄身とごま油の香ばしい味が好評だった。そのほか、鶏カンジョンや豚プルコギ、マッコリカクテルが好評を集めている様子を見ながら、韓国料理の世界化に向けた無限の可能性を感じた。

カン・ブヨン記者 , 写真=イ・ボヨン記者
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