元プロ野球選手でタレントのカン・ビョンギュが詐欺容疑で在宅起訴された。
ソウル中央地検は31日、「高価なブランド時計を売ってやる」とだまし、時計だけを持ち去った疑いでカン・ビョンギュを在宅起訴した。
カン・ビョンギュは2009年6月、ソウル市江南区の都心空港ターミナルにある時計店で、店の男性に「時計を原価で渡してくれれば、親しい先輩に売ってやる」とだまし、時価9800万ウォン(現在のレートで約720万円)相当のブランド時計3点を持ち去った疑いを持たれている。検察は、カン・ビョンギュが時計を売った金を男性に渡す意思がなかっただけでなく、売れなくても時計を返す意思がなかったものと判断、詐欺容疑を適用した。
カン・ビョンギュは09年2月、インターネットで常習的にギャンブルをしていた容疑で懲役1年(執行猶予2年)、社会奉仕160時間の刑を言い渡された。また、俳優イ・ビョンホンに対し「元恋人とのプライベートをメディアに流す」と脅迫、合意金名目で金銭を要求した上、イ・ビョンホンが出演していたドラマ『IRIS-アイリス-』(KBS第2)の撮影現場で暴力を振るった容疑で昨年3月に起訴され、裁判を受けている最中だ。