キム・ジェウクが東京ファンミ開催で会見、バンドへの思いを語る


 俳優で、先ごろバンド「WALRUS」としてのデビューも果たしたキム・ジェウクが28日、「キム・ジェウクファンミーティング NEW YEAR with LIVE」を東京・渋谷C.C.Lemonホールにて開催した。

 イベント前に記者会見に臨んだキム・ジェウクは、1月24日にデビューシングルをリリースした「WALRUS」について「メンバー全員、大学の同期で出会い、10年前からバンドでいつか一緒にやろうと言っていて、僕はモデルや役者の仕事をしながら曲作りを続け、他のメンバーたちは、プロのミュージシャンとして活動をしていた」とその成り立ちを説明。

 そして「2009年に『Grand Mint Festival』に出演することが決まって、そこから『WALRUS』を本格的にやってみようということになり、念願かなってシングルリリースすることになった」と喜びを口にした。


 さらに、「僕は、日本以外のアジアの国ではメジャーでないし、人気もないと思うので、皆さんに親切で聴きやすく伝えたかったので、デビュー曲『To Be』は、歌詞を全部英語で書いた曲で、一番『WALRUS』らしい曲」と紹介した。

 最新のドラマ『メリは外泊中』については、「チャン・グンソクにドッキリを仕掛けたことがある」とのエピソードを紹介。「仕事で遅れてきたグンソクに、待たされていた僕が怒ったふりをして現場から出て行って、それを追いかけるようにムン・グニョンが泣きながらついてくるというシチュエーションを仕掛けた。その時のグンソクの反応は、僕らは芝居をしていたので見られなかったが、どのような心境だったのかは、今度彼が日本に来た時に聞いてください(笑)」と言って笑った。

 ドラマの見どころについては「設定は現実ではありえないことかもしれないが、結婚というシステムをもう一度考えてみることができるドラマだと思う。キャラクターの魅力も見どころだが、結婚というものについて皆さんに伝えたいことが、このドラマにはあると思う」とした。


 今年の抱負として「やっとバンド活動が公式にできることになったので、頑張りたい」とし、「今年は今まで見せたことのないミュージシャンとしての活動をいっぱいやっていきたいので期待してください」とファンへのメッセージを伝えた。

 気になる日本活動については、「ライブは機会を作ればできると思うが、CDデビューに関しては契約などをしていないので…レコード会社紹介してください(笑)」と笑いを誘いながらも「バンド活動を韓国だけでなく、全アジアでできるように広げていきたい」と意欲をのぞかせた。


 そして最後に、「曲作りほか、全てのことに妥協したくない。ロックバンドらしく、一つ一つつぶしていきたい」と熱い思いを口にし、これまでの俳優ではなく、ロックミュージシャンとしての決意を示した。

 この日のイベントは、超満員の大人気。俳優キム・ジェウクの人気によるところは間違いないが、「WALRUS」の日本進出も遠くないと予感させた。

東京=野崎友子通信員

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