インタビュー:チャ・テヒョン「僕らしいコメディーを追求する」(上)


 「チャ・テヒョン印のコメディー? 好き嫌いがなく楽な感じかな」

 2008年末に『スピード・スキャンダル』(カン・ヒョンチョル監督)で観客800万人を動員したチャ・テヒョンが、今回もコメディー映画でロングランを狙う。先月22日に公開された『ハローゴースト』(キム・ヨンタク監督)が、公開2週目にして200万人近い観客動員数を記録し、映画界にホットなコメディー旋風を巻き起こしている。

 自殺を試みようとしたある男が、変態のおじいさん、ヘビースモーカーのおじさん、泣き虫おばさん、小学生という4人の幽霊に出会ったことにより繰り広げられる物語を描いた『ハローゴースト』で、チャ・テヒョンは生まれて初めて1人5役に挑戦した。幽霊たちが自分の体に乗り移り、時にはおじいさん、時には子どもになる。

 この作品についてチャ・テヒョンは、「『これ以上もうできない』と思うほど、必死にワンマンショーに挑戦した」と話すほど、今回の作品に大きな愛情を注いだ。これは、コメディーに対する並々ならぬ愛着を注いだ結果でもある。

 チャ・テヒョンは「ソン・ガンホ先輩のコメディーを見ると、『どうしてあんな演技ができるんだろう?』と思うほど感嘆するけれど、ソン・ガンホ先輩ができるコメディーと、僕のカラーは少し違うような気がする」と言って笑った。パク・ジュンフンと『あぶない奴ら‐TWO GUYS‐』を撮影したときは、「パク・ジュンフンという俳優のコミカルな演技を見ることができることだけで満足してしまい、まるで観客のような気分で撮影した」と話している。

 では、「チャ・テヒョン印のコメディー」とはどんなものなのか」と尋ねると、「ソフトな感じがすると思う。好き嫌いのない、楽なコメディーを追求している」と語った。

 チャ・テヒョンは「イメージが異なる俳優と共演するのが好きだが、コメディーはシナリオが大切。演技だけでカバーするのは難しい」と話す。今回の『ハローゴースト』はシナリオがしっかりしていたため、すぐに出演を決めたとか。

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