一見、きれいな顔をしたイケメンスターだが、キム・ヒョンジュンの話の中には、揺らぎない自分自身と強い主観が感じられた。現在よりも未来を語るときに、そんな性格がよく出てくる。
少し前に最終回を迎えた『イタズラなKiss~Playful Kiss』は、キム・ヒョンジュンにとって初主演作だった。視聴率は満足できるものではなかったが、キム・ヒョンジュンはワンランク成長したという評価を得ている。しかし、彼は満足できなかった部分や欲を隠さなかった。
「『花男』よりもっと難しかった。一人でドラマを引っ張っていかなければならなかったから。心残りな部分もあるけれど、次の作品でもっと一生懸命頑張って成長したいと思う」
そんなキム・ヒョンジュンが憧れの俳優として挙げるのは、ユ・ヘジンとオ・ダルスだった。多くの作品で助演として活躍し、「独特の存在感」をアピールしている俳優たちだ。
「僕を主演にキャスティングしてくれるのは本当にありがたいこと。でも、僕は助演の方がいい。本当に気に入った役だったら、作品の中での比重の大きさにかかわらず、出演すると思う。比重の小さい助演でも、決して主演に劣るということではないと思うから」
元々は歌手としてデビューしたキム・ヒョンジュン。演技の世界に足を踏み入れたからといって、歌手としての夢を完全にあきらめてしまったわけではない。むしろ、もっと積極的に歌手としての活動を準備している。早ければ来年上半期には、キム・ヒョンジュンにとって初のソロアルバムがリリースされる予定だ。
「歌手をあきらめることはできそうにない。今、ソロアルバムを準備している。来年半ばにはソロアルバムをリリースできると思う。そのために約200曲をもらい、その中から5曲に絞った。どんな雰囲気のアルバムになるかはお楽しみに」
ドラマ『イタズラなKiss~Playful Kiss』終了後、動画投稿サイト「ユーチューブ」特別版の撮影を終え、休むことなく次のスケジュールをこなしているが、キム・ヒョンジュンは「つらいというより、幸せな気分」と語る。
「自分がしたいことをできる今がとても幸せ。人に言われたことをするのではなく、自分がしたいことを、計画を立てて実行することができるから。僕は計画を立てることが好き。いつも計画を立てて行動するタイプ」