チャン・グンソクがジャパンツアー終了、目に涙も


 俳優チャン・グンソクが12日から福岡・北海道・神戸と回ってきたイベント「JAPAN TOUR 2010 Where is Your Star?」(主催:株式会社フラウ・インターナショナル)を27日、パシフィコ横浜国立大ホールでの昼夜2回公演で締めくくった。

 公演の合間には記者会見が行われ、ジャパンツアーを行った理由として「僕のことを知ってもらうきかっけとなった『美男<イケメン>ですね』の感動が冷めないうちに、舞台でファン・テギョンではないチャン・グンソクを見せたかった」と語った。

 そして、現在週に4日はドラマ『メリは外泊中』を撮影しており、事務所からツアーの中止を提案されたが、チャン・グンソク自らが切望し、開催に至った経緯を明かした。

 今後挑戦したいことを尋ねられると「ツアーを回り、僕だけの歌を歌いたい。キャラクターや作品の歌ではない、チャン・グンソクの歌に挑戦したい」と歌手にチャレンジしたい胸の内を明かした。また、ツアーには男性ファンも多く見かけられたが、「男性の応援も大きな力になります。でも結婚は女性としたい」と笑わせた。


 会見中も時折日本語を話すチャン・グンソクだが、日本作品への出演を尋ねられると、「他の国の出演に関しては、いつでも前向きな気持で検討している。大切なのはどの国で撮影するかではなく、自分が演じたいキャラクターかどうかだと思う。台本を読んだ時、楽しい台本だと思えるなら、どこででも演技をしたい」と俳優としての展望も見せた。

 昼公演では、客席に降りファンと触れ合えたことに「大きな感動を受けた」と話すチャン・グンソク。ファンに向け、「今後も、道を開け拍手をしてくれるのであれば、日本の皆さんと同じ目の高さで一緒に過ごせるようにベストを尽くしたい」とメッセージを伝えた。

 来年の抱負として「アジアツアーをもう一度行い、行ったことのない国にも行ってあいさつしたい。日本ツアーも出来れば行いたい。今年以上に楽しいステージを見せられるように準備をしたい」と話した。

 またイベント終了後に開催される、自らがDJを務める「Lounge H」のイベントに関して、「来年は福岡や北海道など多くの方と会えると思う」と語った。

 その後行われた、全国31カ所で衛星生中継もされたイベントでは、福岡でホテルの部屋から見えた浜辺に書かれた文字に感動したツアーのエピソードなどのトークのほか、ドラマ『美男<イケメン>ですね』から「相変わらず」他9曲を熱唱した。


 逆にファンからペンライトを使った文字や全会場のメッセージカードなどのサプライズが続くと「目の前が真っ白。1人息子だから泣いたり弱いところを見せたくない」と言いながらも目をうるませて大感激。

 「初めてのファンミーティングで空席があり、道のりは長いと思った。1年に1回のファンミーティングで段々と埋まるようになり、このまま頑張ろうと思った」と告白し、「来年また会いましょう」と笑顔ファンに約束し、イベントは終了した。

 一方、チャン・グンソクは今、ドラマ『メリは外泊中』の撮影真っ只中。1妻2夫制の二重結婚生活という奇抜な設定と男女のはじけるような愛と友情を描いた率直でストレートなストーリーだ。

 『メリは外泊中』は、日本でも2011年2月よりDATVにて放送が決まった。チャン・グンソクほか、ムン・グニョン、キム・ジェウクと日本でも人気の俳優が演じているだけに、期待される。

東京=野崎友子通信員

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