統合失調症で兵役を免除された俳優パク・ヘジン(27)が警察の再捜査を受けることになった。ソウル市内の水西警察署は26日、パク・ヘジンの兵役免除をめぐる疑惑について再度捜査する計画だと発表した。
パク・ヘジンは2004年3月、大邱市内の病院で統合失調症の症状があるとして治療を受け、兵役を免除された。警察はパク・ヘジンの兵役免除疑惑について内偵捜査していたが、公訴時効が過ぎたとして先月、捜査をいったん打ち切った。ところが、最近インターネット上にパク・ヘジンの兵役免除疑惑が広がったため、真相を明らかにしてほしいという兵務庁の要請を受け、捜査の再開を決めた。
警察は「免除の過程で、虚偽行為を行ったという状況はまだ発見していないが、兵務庁から関連記録を提供してもらい、精神疾患患者の行動・症状と照らし合わせ、虚偽の診断書を取ったかどうかなどについて捜査する」としている。
07年に形事訴訟法が改正され、兵役免除のために虚偽行為を行った容疑の公訴時効は5年から7年に延長されたが、パク・ヘジンは改正前の04年に兵役を免除されているため、不正が立証されても刑事上の処罰は受けない。しかし、現役兵士として入隊する年齢の上限である満30歳には達しておらず、不正が確認されれれば、再審議を経て兵役に就く可能性はある。