チャ・スンウォンが日本で初めてのファンミーティング開催


 俳優チャ・スンウォンは12日、東京・ティアラこうとうで「チャ・スンウォンFirst Event」を開催した。

チャ・スンウォンが日本でファンミーティングを行うのは始めて。9月24日に開催が予定されていたが、体調不良のため延期となっていたもの。

 チャ・スンウォンは、イベント前に会見を行い、ファンミーティングへの意気込み、ファンへの感謝の言葉を述べるとともに、質問に答えた。

 さまざまなタイプの役を演じているが、どういう役が演じやすいか、との問いには、「どちらかというとこれまでは日常の中でも見られるような役、そして昨今はジャンル色の強いものに参加している。ジャンル色の強い作品では、普通に見える演技よりも、役に合うような作られた演技を心掛ける。そして、『このジャンルならこうだろう』という固定されたような演技にはならないようにしている」と答えた。


 自身と似ているからと役を選ぶことはないのか、との質問には「どの作品にも自分自身が投影されていて、その量が多いか少ないかの差。以前の作品はわたしの姿がより多く含まれていて、最近の現実とかけ離れた作品では、作られた部分が多いと思う。それぞれのおもしろみがあって、それぞれに必要とされる演技というものがある。悪役であっても、親しみを感じられる演技を心掛けている」とした。

 コミカルな役を今後考えているか、と尋ねると「やりたいと思っている。このところ4作続いて重たい役をしているので、次はもう少し軽い作品、役をやりたいと思っている。今の『アテナ:戦争の女神』が終わったら、『シティーホール』ぐらいのユーモラスのある役ができたらと思っている」との希望を口にした。

 その『アテナ:戦争の女神』では鳥取ロケも行われたが、日本に来てすぐ体調をくずしたので、その時の日本の思い出はないという。「多分、もう1度日本のロケがあると思うので、その時に思い出が作れれば」と語った。


 プライベートではたびたび日本に来ているというチャ・スンウォンは、「日本には、いろいろ買いたいものも、おいしい食べ物もある。東京のあちこちに行って、カレー、とんかつ、うどんなど食べ物もおいしいし、買い物もし甲斐がある。子供用品とか服とか生活用品とかいろいろなものを買う」と明かした。

 ファンミーティングでは、トークやプライベート品のプレゼントなどが行われたが、終始笑いが絶えず、持ち前の明るいキャラクターでファンとともに楽しい時間を過ごした。

トークの途中で『アテナ:戦争の女神』で共演しているチョン・ウソン、映画『戦火の中へ』で共演したクォン・サンウからのビデオメッセージが流されると、ジョークを交えながら、彼らとの仲のよさを感じさせるエピソードを披露するなどした。そして最後には全員との握手会も行われた。



東京=野崎友子通信員

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