韓国のアイドルグループによる日本攻略第2弾が始まる。少女時代、KARA(カラ)などガールズグループが日本で反響を呼んでいる中、2PM、SHINee(シャイニー)、BEAST(ビースト)などボーイズグループが日本進出を控えている。
最近、日本進出を発表した2PMとBEASTは、日本で今月DVDをリリースし、イベントを開催。SHINeeは、現在まで日本デビューに関する話はなかったが、12月に日本でおよそ1万人規模の初コンサートを開催する。
日本では、2PMやSHINee、BEASTが韓国で人気を博している男性アイドルグループという点、アジアでK-POPの影響力が大きくなっているという点、そして活動休止中の東方神起の代わりとなり得るグループが必要な点などから、韓国の男性アイドルグループの日本進出が注目されている。
男性アイドルグループに対する日本側の反応は友好的だ。特に2PM、SHINee 、BEASTの3グループは、それぞれ違う個性と魅力を持っており、どのグループが日本で成功を収めることができるのか、日本はもちろん、韓国でも関心が寄せられている。
中でも2PMは、日本には見られない差別化されたキャラクターのため、日本進出に有利だという評価。またSHINeeとBEASTは、パフォーマンスの高さや親しみやすさで日本市場に進出、K-POPのレベルの高さやアイドルグループの多様性を広めるのに一役買うものとみられる。
これについて、大衆文化評論家カン・テギュさんは、「現在、韓国の音楽市場はアイドルグループが飽和状態のため、海外に目を向けざるを得ない。彼らの音楽やパフォーマンスはアジアでも通用するほど優れており、日本でも十分に戦える力がある」と予測した。
しかし、その競争力を一過性で終わらせることなく、長期間キープするためには、日本の音楽市場に対する正確な分析と理解が必要だ。カンさんは「韓国はこの10年間、アイドルグループ中心のダンス音楽が盛んだったが、日本は3年周期でトレンドが大きく変化してきた。また市場規模が大きく、ジャンルも多様なため、韓国のようにアイドル音楽が市場のすべてと思ってはいけない」と指摘した。