-本当はどういう性格なのか。
「皆さんの持っているイメージとはかなり違う。典型的なB型なので、とてもダイレクトな物言いをするし、強情だし、熱くなりやすいタイプ。変化を嫌い、融通の利かない面もあるし、せっかちなところもある。でも情け深く、広く浅くよりは、狭く深い付き合いをする。以前演じたような多情多感で優しい役はあまり好きではない。タフで少し乱暴な男の役を演じたかった」
-日本で『ゴースト もういちど抱きしめたい』という作品に出演したが。
「『男たちの挽歌』の撮影を終えてから1週間後に日本へ行き、『ゴースト もういちど抱きしめたい』の撮影をした。日本で学んだことは、時間の使い方。日本の制作システムは、事前に徹底した準備をして、40-45日で映画1本を完成させるという、韓国とはかなり違うシステム。他人の時間を大切にする考え方が体に染み付いていると感じた。そういう点は韓国も見習うべきだと思う」
「韓国の映画撮影は、皆が一緒に作品を確認しながら、より丁寧に作り上げていくという面がある。日本では大抵が最初のテイクで終わり、多くても2、3回。日本と韓国の中間程度が理想的ではないかと思う」
-アクション演技のために特別に準備したことがあれば。
「分解した銃を組み立てて撃つというシーンがあったため、銃を分解する方法を学んだ。そのほか、ボートを運転するシーンがあったので、ボートの運転も練習したし、ピアノも習った。でも、ピアノのシーンは似合わないということでカットされてしまい、監督に文句を言った(笑)」
-海外での活動についてどう思うか。
「『ゴースト もういちど抱きしめたい』に出演するとき、言葉のハンデがあったため、韓国人が米国に渡り、日本の女性に出会うという設定にしてくれるのなら出演してみたい、という意向を伝えた。それが受け入れられ、出演することになったが、いざ演じてみたら、言葉がすべてではないと感じた。
日本だけではなく、米国の作品でも、準備する時間さえあれば、是非挑戦してみたい」