『キミの記憶をボクにください』イベントにキム・ジェウク、キム・ジュンが出演


 今年3月から携帯専用放送局BeeTVで配信されたドラマ『キミの記憶をボクにください』のDVD発売を記念して19日、20日の2日間、東京・芝のメルパルクホールで約5000人のファンを集めたプレミアムイベントが行われた。

 20日、主演のキム・ジェウク、キム・ジュン、南沢奈央ら3人による会見が開かれ、DVD発売についてキム・ジェウクは、「ドラマの撮影中からスタッフもキャストも映画を作るつもりで現場にいたので、昨日のイベントで実際スクリーンで上映したのを見て、やりがいがあって、とても気分がよかった」と話した。

 また、キム・ジュンは「撮影中から予想はしていたけど、時間がたって忘れていた。でも、またこうして日本のファンに会いに来ることが出来てうれしい」とそれぞれ感想を述べた。

 二人の韓国人男性を相手にヒロインを演じた南沢奈央は、「初めての海外の作品、日本人は自分一人だけで不安も感じていた。かなりの思い入れのある作品なので多くの人に見てほしい」と作品への思いを語った。


 現場では韓国人スタッフ、キャストの中でただ一人の日本人で不安もあったが、周りの皆が日本語で話しかけてくれて、ずいぶん助けられたそうだ。韓国の俳優との共演について「初めから作品に対して熱が入っているのが伝わってきて、勉強になった。また、国が違っても、同じ感覚とかあるんだなと、演じてみて気付いた」という。

 南沢と共演した印象について「日本人の女優との仕事は初めて。現場が韓国だったので自分はリラックス出来たけど、彼女は本当に大変だったと思う。つらくてもつらいと言わないから、フォローしてあげたいと思った。フォローになってなかったかもしれないけど(笑)」とキム・ジェウク。

 キム・ジュンは、「若い女の子なので韓国での撮影大丈夫かなと心配していたけど、たくましくてエネルギーにあふれていて、心配する必要なかったなと思った」と語った。

 撮影中、日本語が堪能なキム・ジェウクと南沢奈央が楽しそうに話していて、キム・ジュンは「二人だけで盛り上がって」と疎外感を感じたことがあったそうだ。これにはジェウクが「しょうがないんです。皆が南沢さん中心に考えるから、ジュン君より奈央ちゃん優先なので。ジュン君ごめん」と返すなど、現場では南沢を気遣っていた様子がうかがえた。

 二人のイケメンに南沢奈央は、「ドキドキしてます。ドラマで二人を見ていたので共演出来てうれしかった。イベントでも、二人とも女性ファンが多くて本当に恐縮しています。キム・ジュンさんはステージでまた違う面を見ることが出来て、自分も一ファンとして見てしまい、素敵だなと思った」と語った。


 ドラマの見どころについて「表面的な内容ではなく、3人の誰かに感情移入することによってもっと面白く見ることが出来ると思う」(キム・ジェウク)、「記憶をなくして、恋人を勘違いしてしまうわけですが、気持ちの部分が繊細に描かれているので、そこに注目してほしい」(南沢奈央)、「記憶と関連して、微妙な感情の流れで構成されている作品。自分が誰かの立場で考えてみると、もっと楽しめると思う」(キム・ジュン)とそれぞれ話した。

 撮影後久しぶりの再会とのことだったが、会見は終始和やかな雰囲気。最後に南沢奈央が「この作品は日本、韓国で一緒に作って、どちらの国でも見ることが出来る日韓交流の出来た作品。韓国の魅力、韓国男性の魅力もつまっています。ぜひ見てください」と笑顔でPRし会見を締めくくった。

 そのあと行われたイベントではドラマの名場面を振り返り、3人のトークによる撮影中のエピソードの披露、ファンを交えての名場面の再現、そしてキム・ジュンの魅力あふれるステージなどで大いに盛り上がった。

 DVD『キミの記憶をボクにください』は10月8日にリリース。限定コレクターズBOXには45分の特典映像、15曲のサウンドトラックなどが入っている。

東京=野崎友子通信員

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