韓国を席巻する歌手オーディション番組(上)

『スーパースターK』『男の資格』『グロリア』『私は伝説だ』
ケーブルテレビ史上初の視聴率10%越えも
「歌で夢実現」視聴者に魅力
本職顔負けの一般人スターも登場


 音楽や歌にスポットライトを当てた番組のラッシュが続いている。地上波放送だけでなくケーブルテレビチャンネルでも、バラエティーやドラマといった番組ジャンルで音楽を取り上げている。視聴者はタレントと一般人が共に手を取り合うアマチュア合唱団の苦労話に拍手を送り、厳しいオーディションの様子を伝えるリアリティー番組を見て手に汗を握る。ドラマの「みすぼらしい」ヒロインたちはマイクを握り始めた。韓国人は一体いつから歌や音楽にこれほど熱くなるようになったのかと思うほどだ。

■「不可能」を超えた視聴率

 「視聴率12.756%、瞬間最高視聴率14.782%(AGBニールセン・メディア・リサーチ調べ)」。あるケーブルテレビチャンネルの歌手オーディション番組が、ケーブルテレビで「不可能な領域」と言われた視聴率10%台の壁を打ち破った。その番組とは、10日に放送された音楽チャンネル「Mnet(エムネット)」の『スーパースターKシーズン2』だ。人気ぶりを証明しているのは視聴率だけでない。ジョン・パク、キム・グリム、チャン・ジェイン、ホ・ガクといった出演者の人気は、そこらの芸能人顔負けだ。彼らは、ほんの数日前の週末まで、平凡な大学生や歌手志望者だった。

 バラエティー番組『ハッピーサンデー』(KBS第2)の『男の資格』コーナーも同じだ。イ・ギョンギュ、キム・テウォン、イ・ユンソクらタレントレギュラー陣7人のほか、一般人23人をオーディションで選び、合唱団を作る過程を放送し、コリーン・パク、ペ・ダヘ、ソヌ、ソン・アンナら大勢の一般人を有名にした。つらいトレーニングを経て、巨済全国合唱コンテストで奨励賞を受賞するという成果を挙げるまでの2カ月間にわたる全過程が放送された。

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