「国連の友」イベント出演でシン・スンフンが会見


 16日、「国連の友Asia-Pacific Global Peace with Music 2010 シン・スンフン& 西村由紀江」が東京国際フォーラムホールAにて開催された。

「国連の友」は、国連本部承認のNGO機関。同イベント開催について、(株)ヤマハエーアンドアール代表取締役社長隅井淳一氏は、「国連の友AsiaPacificの趣旨をシン・スンフンさんに説明したところ賛同していただき、西村由紀江さん、オク・ジュヒョンさんにも声をかけていただき、いつものコンサートとは違う形での公演を用意していただいた」と説明。「音楽を通してメッセージを世界中に伝えていければいいと思う」とした。



 シン・スンフンは、公演前に会見を行い、「20年間皆さんからの愛をたくさんいただいたので、愛をお返しするということで、この公演に参加した」とし、デビュー20周年、日本デビュー5年を記念して発売された「My Favorite」についても語った。

 「今年の3月のコンサートの時に日本の『LOVE LOVE LOVE』を披露したところ、ファンの皆さんから、もっと日本の曲を聞かせてほしいという要望が多かったので、候補曲500曲の中から5曲選び、ミニアルバムを作った。正式のアルバムではできないことをこのミニアルバムでチャレンジしてみた」とした。



 松田聖子の「Sweet Memories」をカバーしたことについては、「日本語の発音はとても大変だったが、若いころからJ-Popも好きだったし、松田聖子さんの歌も好きだったので、男性の僕が歌うとどのようにとなるかということを考えながら表現した。意識して男性的に歌ってみた。日本の皆さんにがっかりされないように頑張って歌った。発音が悪いところは、勘弁してください」と笑いながら語った。

 そして、「日本には結果を出したくて来たのではない。ただ歌を歌いに来た。歌を頑張って歌い続ければ結果はついてくる。音楽に集中したいので、ライブを中心にやる」とし、「これからの10年を見守ってください。10年後に1歩1歩ゆっくり歩んできた結果をお見せできると思う」とさらなる意欲と自信をのぞかせた。



 イベントでは、シン・スンフンが妹のようだという、オク・ジュヒョンがトップバッターとして、「When whole world was mine」(ジキルとハイドから)など3曲を韓国ミュージカル界の
女王らしく存在感たっぷりに歌うと、心やすらぐピアノが人気の西村由紀江がシン・スンフンの曲の中で好きな曲「My LOVE」ほか4曲を演奏し観客 を魅了した。

シン・スンフンは、自身の最新アルバム「My Favorite」より「SWEET MEMORIES」「LOVE LOVE LOVE」やオク・ジュヒョンとのデュエット「Sleepless in Seattle」、西村由紀江とのコラボレート「I believe」など13曲を歌った。

また、初恋の思い出などをコミカルに話すなど客席を笑わせると、「出来上がったばかり」だというRain(ピ)主演の最新ドラマ『逃亡者』の主題歌のさわりを披露。「20年間で知った事は、歌は心まで届かなければいけない。届いた時が歌手として幸せ」と話すなどし、トークでも観客を大いに沸かせた。


東京=野崎友子通信員

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