ワールドツアー中止で訴訟に巻き込まれたRain(ピ/チョン・ジフン)と元所属事務所JYPエンターテインメント(以下、JYP)が、控訴審でも勝訴した。
9日、ソウル高等裁判所民事5部(ファン・ハンシク部長判事)は、Rainのワールドツアーを企画したウェルメード・スターエム側が、RainとJYPを相手取り起こしていた損害賠償請求訴訟に関し、RainとJYPに勝訴の判決を下した。
裁判部は判決文で「北米公演中止の責任は、原告スターエムにある」とし、「JYPエンターテインメントとRainは前払金を返金する必要はない」と明らかにした。
続けて「北米公演だけでなく、中国公演の中止の原因も、ツアーを企画したスターエムが、全て解決しなければならない」とした。
当初Rainは2006年と2007年、スターエムとともに全35回公演のワールドツアーを予定していた。しかし、「Rain」という名前の商標権問題などで、米国公演が中止され、19回だけ公演を開催した。
これに対し、スターエムはRainとJYPが契約を履行しなかったとし、彼らを相手取り約45億7000万ウォンの損害賠償請求訴訟を起こしていた。