インタビュー:パク・ソンウン&シン・ウンジョン夫妻(上)

インタビュー:パク・ソンウン&シン・ウンジョン夫妻(上)


 最近、この二人ほど幸せそうな夫婦がいるだろうか。出演したドラマは大ヒットし、生まれて100日目を迎えた息子は元気にすくすくと育っている。美しい妻は家で楽しく子育てに励み、夫は家族のために一生懸命仕事に励む…。パク・ソンウン、シン・ウンジョン夫妻のことだ。

 パク・ソンウンは、視聴率40%を超える人気ドラマ『製パン王キム・タック』(KBS第2)でチング役を熱演中だ。キム・タックの足長おじさんという重要な人物。シン・ウンジョンは出産からまだ数カ月しかたっていないが、ますます美しさに磨きがかかり、子育てと女優業を両立させるため、着々と準備を進めている。

 元気な男の子を授かり、幸せな毎日を過ごしているパク・ソンウン、シン・ジョンウン夫妻に、初の夫婦同伴インタビューを試みた。

最初のプロポーズはノー

 二人は2007年、ドラマ『太王四神記』を通じて知り合った。デビュー10年目を迎えていたパク・ソンウンはまだ無名の俳優で、SBS公開採用出身のシン・ウンジョンは、ドラマ『女人天下』『王の女』『花王の仙女様』などに出演し、美ぼうと演技力を兼ね備えた女優として人気を集めていた。

 「バソン役を演じていたキム・ミギョン先輩が、僕の相手役が『太王四神記』の出演者の中で一番美人だと言っていたため、とても期待していた。でも、最初に見た時は、思ったよりきれいじゃないなと思った。最初は先輩・後輩として付き合っていたが、しばらく一緒に撮影しているうちに、どうしてミギョン先輩が、ウンジョンのことを一番美人だと言っていたのか分かった。今は一番美人だと思っている」(ソンウン)

 ただの俳優仲間ではなく、恋人同士になりたいと思ったパク・ソンウンは、シン・ウンジョンに積極的にアピールし始めた。

 「『太王四神記』の撮影がしばらく中断した時、ウンジョンを連れて、僕の故郷・忠州市の弾琴台に遊びに行った。1時間くらい歩いた後、弾琴台の頂上まで登って、前触れなしに『僕のものになる?』ってプロポーズしたんです。でも、ウンジョンは返事をしてくれなかった」(ソンウン)
 「二人とも、もう若くなかったし、ドラマの相手役ということで、少し負担を感じていた。いい人だということは分かっていたけれど、付き合うことになってうまくいかなかったら、友達にもなれないし。それに、恋人として付き合いながら上手に演技をする自信もなかった。だから、ただ俳優仲間として付き合いたいと申し出た」(ウンジョン)

 男らしくプロポーズしたのに、あっさり振られてしまったというわけだ。しかし、そんなシン・ウンジョンの心の壁も、すぐにパク・ソンウンに壊されてしまった。

 「少し積極的過ぎたかなと思い、振られた後、方法を変えることにした。いつも気を使って優しくしてあげたら、すぐになびいてきたよ(笑)」(ソンウン)

ランランとボンボン

 『太王四神記』で恋人同士になった二人は、続いて『エデンの東』(MBC)で共演したことにより、さらに愛が深まっていった。結局、ドラマの撮影中にゴールインした。

 「結婚当初は少しけんかしたこともあるが、妊娠してから愛がさらに深まるようになった。胸がいっぱいになるような出来事が増えたからかもしれない。恋愛がスイカの表面をなめるようなものなら、結婚と出産は、スイカの中身を甘くして食べるという感じ」(ウンジョン)

 二人はインタビューの間中、新婚の甘さというよりは、幸福の甘い香りを漂わせていた。二人はお互いの年齢のことも忘れ、キュートなニックネームで呼び合っている。

 「こんなこと言うのはちょっと恥ずかしいけれど(笑)。わたしは彼のことを“ランラン”と呼んでいる。『新郎(韓国語でシンラン)愛してる(韓国語でサランヘ)』の略でランラン。彼はわたしを“ボンボン”と呼ぶのだが、『ヨボ(夫婦を呼び合うときの呼称)』を『ヨボン、ヨボン』とふざけて呼んでいるうちに、ボンボンという呼び名が定着してしまった」(ウンジョン)

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