■事前制作ドラマ初体験、新たな挑戦が実を結んだ
放送スケジュールに合わせ、毎週70分(2話分)を撮影するのが、韓国の一般的なドラマ制作の現状。しかし『ロードナンバーワン』は珍しく、100%事前制作という形で撮影され、これもキム・ハヌルにとって初めての経験だった。
そのため、これまで主にロケ地で見てきた自分の出演作を、今回は自宅で家族と一緒に視聴しているという。
「これまでのドラマは追いかけられるように撮影をしてきた。予め台本を受け取ることができないため、内容がどのように展開していくのか分からないまま撮影をする。そして、本来の分量に追加しなければならない部分をチェックして、修正しながら撮影をしていく」と説明した。
「今回のように、ドラマを楽な気持ちで見たのは初めて。だからスヨンが出てくると、さらに感情移入して集中して見ている。台本があらかじめできていたので、十分な準備をして、落ち着いて撮影することができたし、途中で新しく配られた台本に合わせて、追加分を撮ることもなかった。ドラマは事前制作の方がいいと思う」と語った。
このドラマで演じたスヨン役で、視聴者から好評と応援を一身に浴びているキム・ハヌル。新たな挑戦は、確実に成果を得ているようだ。
次の作品には映画を考えており、「当分は軽い役よりも、感情を表現するような深みのある役を演じてみたい」と抱負を語った。