■ソウルの森-広津橋8.14キロ
城東区ソウルの森から漢江に向かう高架橋を渡ると、眺めの良い漢江沿いの道に出る。漢江の上流へと向かう散策路に沿って歩けば、清潭大橋の下にあるトゥクソム公園にたどり着く。
トゥクソム漢江公園は82万5000平方メートル、全長11.5キロの超大型公園だ。音楽噴水、カイチ(正義や公正を象徴する伝説上の動物)の迷路、年中利用できる多目的プールなど、さまざまな施設が利用できる。広場の裏にある音楽噴水は、15メートルの高さまで水が噴出し、音楽に合わせてダンスを踊る。全長40メートル、高さ5-15メートルの人工ロッククライミングウォールはスリル満点。幅160メートル、高さ7メートルの崖から流れ落ちる水しぶきが涼しげだ。真っ青な漢江には白鳥のボートが浮かび、ウィンドサーフィンなど、水上スポーツを楽しむ人たちで賑わっている。このほか、全長240メートルの円筒型の展望文化空間「シャクトリムシ」も人気だ。
広津橋に着いたら、橋の上に上ってみよう。ほかの橋とは違い、車道の両側に広い歩道がある。橋の中ほどには展望台や庭園があり、漢江を見下ろしながら一休みできるようになっている。橋脚のすぐ下には展望カフェ「リバービュー8番街」がある。ここは、ドラマ『IRIS-アイリス-』のロケ地としても有名で、日本人観光客も大勢訪れる。床がガラス張りの展示場と公演場もある。3日午後6時30分からは、江東区エリアの会社員バンドによる公演が行われた。
■蚕室運動場-クァンナル生態公園
ソウル地下鉄2号線の総合運動場駅5番出口を出て、右側に100メートルほど進むと、蚕室漢江公園へと続く広場がある。この広場を通り過ぎ、千戸大橋の方向に歩いてみよう。
蚕室大橋の下には、魚たちが上流にに向かって泳ぐための「魚道」が設置されている。魚の頭の形をした潜望鏡で、幅4メートル、長さ228メートルの魚道を泳ぐ魚たちの姿を見ることができる。
広津橋の下には、最近オープンした「クァンナル自転車公園」がある。公園に設置された5000平方メートルの自転車体験場では、便器や虫、買い物用カートなどの形をした42種類の珍しい自転車が楽しめる。このほか、全長700メートルのレールを走るレールバイクや、自転車競走用のBMXトラックも利用できる。