バラード歌手ソン・シギョンが15日、東京・渋谷C.C.Lemonホールにて「Sung Si Kyung Premium Party ’10 SUMMER」を開催した。
5月に除隊したソン・シギョン。日本では2年振りとなるファンイベントとあって、熱いファンで会場は埋め尽くされた。
冒頭、過去のライブ映像、入隊前最後のライブとなった2008年2月の日本ファイナルコンサートの映像などが流された後、ヒット曲「コリエソ」で登場。会場からは大きな歓声が沸いた。
そして、堪能な日本語でファンに「帰ってきました」とあいさつ。トークでは、「兵役はすごく大変だった」と正直に話すなど、久しぶりのファンとの対面にうれしさを隠しきれない様子だった。
「今回の選曲は歌の歌詞の意味を考えて選んだ」とのことで、洋楽のポップスと自身の代表曲「いいのに」「ふたり」やデビュー曲「僕に来る道」などアンコール含めて9曲を披露した。
また「今後は日本でアルバムも出したいし、ライブもやりたい。でもその前に、韓国で頑張らないと」と日本活動への意欲を示した。
入隊前の公演では涙を見せたソン・シギョンだが、この日は、込み上げる思いをぐっとこらえ、その気持ちを歌声と軽妙なトークで表現。ファンにあらためてその存在感と歌唱力を見せ付けた。
ソン・シギョン現在、韓国でニューアルバムのレコーディングを行っている。10月には7枚目のアルバムをリリースする予定だが、そのアルバムの成功をひっさげて、再び日本上陸を狙う。
東京=野崎友子通信員