ウォンビン主演の『おじさん』と、イ・ビョンホン、チェ・ミンシク出演の『悪魔を見た』が韓国の映画興行で絶好調だ。
映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークが14日に発表したところによると、12日の観客動員数は『おじさん』16万8914人、『悪魔を見た』12万6745人で、興行成績1位と2位になった。
シェアで見ると、『おじさん』は28.6%、『悪魔を見た』は21.5%と、韓国映画2本が興行成績をリードしている。
公開1週目の成績は『おじさん』が『悪魔を見た』を上回るものと予想されている。『おじさん』は口コミで評判が広がっている上、女性客の反応や前売り率など多くの点で『悪魔を見た』より優位に立っている。
一方の『悪魔を見た』は、1週目は観客の好奇心をそそったものの、2週目以降は正念場になりそうだ。作品に対する好き嫌いがはっきり分かれるため、ドロップ率(観客が減る割合)がどれだけになるかがカギだ。
両作品は青少年(満19歳未満)観覧不可という限界があるため、通算観客動員数1000万人の『海雲台』や、同800万人の『国家代表』のような興行成績は難しいと思われる。だが、夏休みシーズンの映画館街に、韓国映画2本が活気を吹き込んでいるのは、うれしいニュースだ。
果たして、スリリングで血も凍るような韓国映画2本がどのような成果を上げるのか、観客の選択が楽しみだ。