俳優チョン・ギョンホが7日、LaLa TV開局10周年記念番組として今秋放送される主演ドラマ『幻の王女 チャミョンゴ』の第1話試写会とファンミーティングのために日本を訪れた。チョン・ギョンホが単独で日本を公式に訪れるのは初めてのこと。初の日本のファンとの対面に、終始笑顔で触れ合いの時間を楽しんでいた。
8日午後、東京・光が丘IMAホールにて行われた試写会では、舞台あいさつに登場し、同ドラマに関して「撮影前に3カ月ほど、武術や乗馬の練習をした。しかし、一番大変だったのは言葉遣い」と語った。
さらに、ドラマのみどころを「ホドン王子と二人の王女の駆け引き」とし、「悪い男、非常に弱い男で、王になるために、二人の女性を利用しなければならない役」と自身のキャラクターを説明。
個人的にはどちらの女性がいいか、と司会者が尋ねると「自分はどっちが、ふたりともいや。複雑すぎる。恋愛はシンプルがいい」と言っては観客を笑わせた。また、個人的に日本には10回以上来ていて、「北海道から沖縄まで行った。日本の地ビールが好き。特に北海道のビールがおいしかった」などと明かした。
試写会後に行われた囲み取材では、あらためて同ドラマで初の時代劇に挑んだ苦労を振り返り、「悲しいラブストーリーで、時代劇は経験がなく挑戦だった。準備は大変だったが、楽しい時間だった」と振り返った。
おもしろいエピソードとして、乗馬シーンについて「自分の乗馬シーンではいつも走っている。実は、武術やせりふ回しはたくさん練習したのだが、乗馬の練習の時間があまりなかったので、普通は歩く、速足、走るという順で習うのだが、わたしは走ることばかり練習して、歩くことは習っていなかった。そのため、監督が歩いてくれ、と言ったが、走った」と笑いながら明かした。
「10カ月間、王子として生活していてとても楽だった」と言って笑い、「自分が席に着いてからみんなが席に着く、食事も自分が一番先に食べる、そんな状況を楽しんでいた」と語った。また「二人の女性に愛されることを楽しんでいた」とも。
持ち前の優しい笑顔でソフトな男性のイメージが強いチョン・ギョンホだが、同ドラマでは、アクションをはじめ男らしい面や、女性を利用し、翻弄(ほんろう)させる悪い男の顔も披露、新境地を見せている。
チョン・ギョンホほか、チョン・リョウォン、パク・ミニョン、イ・ジュヒョンら出演の『幻の王女 チャミョンゴ』は、LaLa TVにて10月16日午前10時より5話連続放送、11月よりレギュラー放送される。
なお、同日午後5時30分からは同所で「チョン・ギョンホ 1st ファン・ミーティング in Tokyo」が開催され、トークのほか、かき氷を作ってファンにふるまったり、歌の披露、握手会などでファンと触れ合った。
東京=野崎友子通信員