イ・ビョンホン&チェ・ミンシク主演の映画『悪魔を見た』が映像物等級委員会により、「制限上映可」(指定された映画館でのみ上映可能な等級)判定を受けた。
いわゆるスターをキャスティングしたメジャー商業映画が、「制限上映可」の判定を受けたのは今回が初めて。
同映画の制作会社ペパーミントアンドカンパニーのキム・ヒョヌ代表は「『悪魔を見た』は被害者の視点で展開される復讐劇の形態を帯びている。演出の意図上、必要な表現だったが、その中の一部分が二人のリアルな演技や映像で、映像物等級委員会の審議基準をパスできなかったようだ」とし、「制限上映可」判定について、見解を示した。
またキム代表は「映画の本質に当たる部分を壊さないと同時に、映像物等級委員会側の判断を尊重するため、映画の演出意図を崩さない範囲で、過激なシーンの時間を技術的に減らす作業を経て、再審議を申請。予定されている12日公開の日程に大きな支障をきたすことなく、進行したいと思っている」とコメントした。
再審議は11日。もし、再び「制限上映可」判定を受けた場合には、「制限上映可」等級の映画館がないので、事実上、商業的な空間での上映が不可能になる。