2007年に「EVAN Vol. 1 – Hard To Breath」でデビューしたEVAN。どこかで見た顔、と気付いた人も多いだろうが、元Click-Bの美少年、ユ・ホソクが成長し、EVANとして帰ってきたのだ。
2000年に高校生を中心としたダンスとロックを融合させたアイドルグループとしてデビューし、中高生を中心に大きな人気を博したが、EVANは2002年に脱退。その後、芸能活動を休止し、アメリカへ渡った。
そして今、EVANというソロ歌手として復帰し、新たな一歩として今年は日本活動にも積極的に挑戦するという。そんなEVANにインタビューした。
―芸能界に入ったきっかけは何だったんでしょうか。
「もともと音楽は好きだったんですが、街を歩いていた時に、事務所の方に声をかけられ、スカウトされたのがきっかけでした」
―Click-Bの中でも最高の美少年といわれ、人気絶頂の時に脱退したわけですが、その理由は何だったんでしょうか。
「もっと音楽をちゃんと勉強したい、ということもありましたし、年齢的にもそろそろいいかなと思ったんです。自分探しをしたかった。韓国でも大学に入ってはいましたが、通うのが難しく、家族の住むアメリカへ留学することを決意しました」
―芸能界から離れることに未練や寂しさはありませんでしたか。
「その時は、そういう気持ちや(芸能)活動よりも、勉強がしたかったんです。もちろん(Click-Bは)いい思い出ですが」
―アメリカではどんな生活をしていましたか。
「学校に通うことでいっぱいいっぱいでした。大学の専攻は音楽でしたが、少し余裕ができてからは、ニューヨークは音楽の本場でもありますし、いろいろな公演を見に行ったり、参加したりもしていました」
―そして、韓国で復帰したわけですが、その決め手は何だったんでしょうか。
「韓国でファンが待っていてくれたということもありますし、以前はグループで活動していたので、ソロとして違う色を見せたかったし、挑戦したかったんです」
―EVANという名前はどうやって付いたのですか。
「僕の好きなジャズ・ミュージシャンのビル・エバンズという人に由来しています。また、『Emotional Voice and Nature Sound(心をゆさぶる声と自然な音楽)』の頭文字でもあります。正直なところ、ユ・ホソクの名前だと、どうしても以前のグループのイメージから抜けられないと思ったんです。新しい名前、新しい音楽で新たに、という気持ちで付けた名前です」
東京=野崎友子通信員