「サンウ当て逃げ事件」担当警察官に処分


 「クォン・サンウ当て逃げ事件」を担当した警察官が処分されることになった。

 ソウル警察庁聴聞監査担当官室は19日、「クォン・サンウ当て逃げ事件」を担当した江南警察署所属の警察官二人(クォン・サンウが逃走する際に追跡した警長〈日本の巡査と巡査部長の間に相当〉一人、事故の取り調べを行った警衛〈日本の警部補に相当〉一人)が勤務をおろそかにしたことが発覚した。このため、江南署長に減俸・けん責などの軽い処分を指示した」と明らかにした。

 クォン・サンウは今月12日午前2時55分ごろ、ソウル市江南区清潭洞で、自身の外国製スポーツタイプ多目的車(SUV)を、駐車中の車や追跡してきたパトカーにぶつけた後、車を捨て逃げた。このとき飲酒運転をしていた可能性が取りざたされたが、クォン・サンウが警察署に自ら出頭したのは二日後だったため、飲酒について確認できなかった。クォン・サンウは当て逃げ容疑だけについて書類送検され、罰金500万ウォン(約37万円)の略式起訴処分となった。

 警察は「事件処理の過程で、クォン・サンウ氏を追跡しきれずに逃してしまった点や、飲酒の可能性があったのにもかかわらず、二日後に取り調べを行ったのは職務怠慢。だが、監察の結果、クォン・サンウ氏から報酬を受け取り、事件をもみ消そうとした形跡は見つからなかった」と、軽い処分にとどめた理由を説明した。

パク・ジョングォン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース