グランプリに『特別市の人々』=福岡アジア映画祭


 パク・チョルウン監督の映画『特別市の人々』が、11日に閉幕した「第24回福岡アジア映画祭」で、大賞であるグランプリを受賞した。14日、同映画の制作会社側が明らかにした。

 同映画は、ソウル市江南の最大のバラック街、九龍村を舞台に、都市再開発をめぐる暗闘、社会的弱者たちの現実、そして家族愛などをリアルに描いた作品だ。

 チョ・ハンソン、キム・ガプス、笛木優子(韓国での活動名:ユミン)、ソ・ミヌ、チャ・イェリョンが出演。2009年、釜山国際映画祭パノラマセクションで初めて公開された。

 映画『孔子』の監督でもある審査委員長フー・メイは、『特別市の人々』の審査評を通じて、疎外された者に対する温かい視線、充実した演出、キャラクターが引き立つシナリオ、俳優たちの調和のとれた演技をグランプリ選定の理由に挙げた。

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