両親、ソ・ジソブらが参列=パク・ヨンハさん三虞祭


 「息子よ~」

 息子を先に見送った母親は胸をかきむしり、父親は無言で数珠を回しながら、静かに涙を流した。

 6月30日、32歳という短い人生を自ら閉じた故パク・ヨンハさんの三虞祭(埋葬日から3日目の祭祀〈さいし〉)が、4日午前10時40分、雨が降りしきる中、盆唐メモリアルパーク(京畿道城南市盆唐区野塔洞)の故人の墓で行われた。

 天も悲しんでいるのか、この日も2日の出棺のときと同じく、早朝から雨が降っていた。早くから韓国・日本人ファンらが続々と故人の墓を訪れ、追悼した。


 涙を流しながら故人の入棺式を見守った俳優キム・ヒョンジュは、三虞祭に先立ち、この日午前9時40分ごろ、一足先に墓を訪れ、故人を追悼。キム・ヒョンジュは、黙って故人の墓碑を見つめながら、涙を浮かべた。

 この日の三虞祭には故人の両親をはじめ、知人、ソ・ジソブら約30人が参列。重い雰囲気を少しでも和らげるため、菊の花の代わりに赤いバラが弔花として準備された。

 特に故人の死にショックを受け、出棺に立ち会わなかった故人の両親が三虞祭に参列。故パク・ヨンハさんの墓を初めて目にし、先立った息子を追悼した。

 故人の母親はしきりに胸を叩いて悲しみに暮れ、父親はそんな母親を慰めながら、無言で涙を流した。故人の祖母は祭祀膳の前に座りこみ、涙ながらに先立った孫を称えた。


 故人の親友としてこの3日間、涙に暮れたソ・ジソブはこの日も参列、先立った友人を追悼した。

 三虞祭の間、深いため息をついていたソ・ジソブ。墓の上で明るく笑う故人の遺影を見つめながら、目にたまっていた涙が頬をつたって流れ落ちた。

 三虞祭は約30分間執り行われ、午前11時20分ごろ終了。喪主役を務めた故人の義兄は「雨にもかかわらず、このようにヨンハを忘れず、駆けつけてくださり、感謝します」とあいさつした。

 故人の両親や知人らが席を立った後も、ソ・ジソブは故人のそばから離れなかった。

ムン・ワンシク記者

【ニュース特集】パク・ヨンハさん自殺

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