人気韓流スター、パク・ヨンハさんが30日、若くしてこの世を去った。自ら死を選んだだけに、残された人々が受けたショックは言葉にならないほど大きい。
なぜ彼が極端な選択をしたのか、はっきりした理由を知るのは難しいだろう。しかし、周囲の人々から見た生前のパクさんは、とても控えめながらも、楽しい人だった。
パクさんが亡くなったというニュースが伝えられると、コメディアンのへリョンとタレントのホン・ソクチョンは簡易ブログ「ツイッター」に故人とのエピソードをつづり、在りし日の優しいパクさんを思い返した。以下は二人のツイッターの抜粋。
■へリョン「ヨンハとラジオ番組をしていた時の笑顔が思い出される」
ヨンハはほかの誰よりも人間的でした。6年前、ヨンハと一緒にラジオ番組をしていた時、「姉さん(親しい年上の女性への呼びかけ)、これ、今度日本で初めてレコーディングした曲だよ! 聞いてみて」と、生き生きとした表情で笑っていたのを思い出します。
1年前に日本へ向かう飛行機で偶然会い、「お互い頑張ろう」と手を握ってくれた彼に、もう会えないというのが信じられません。胸が痛くて引き裂かれそうです。
■ホン・ソクチョン「いつも『兄さん』と呼んでくれたヨンハ」
新人のころから、ヨンハはいつもニッコリ笑って『兄さん(親しい年上の男性への呼びかけ)』と呼んで、歓迎してくれました。このダメなホン・ソクチョンのことを、いわゆる「韓流スター」になっても、そして、ほかのタレントたちが僕を避けていた時も、まったく同じように普段と変わらず「兄さん」と大きな声と呼び、飛びついてハグしてくれた優しい弟でした。(ホン・ソクチョンは韓国芸能界で初めて公に同性愛者であることをカミングアウトしたとされるタレントで、一時芸能界から追放されていた)
先日、試写会に行き、タクシーに乗ろうと待っていた時、大きなバンが目の前で止まりました。ドアが開くとヨンハが飛び出してきました。ヨンハが初めて会う人が、僕と一緒にいたのですが、「兄さんの友達なら、僕にとっては先輩です」と笑っていました。そうして久しぶりに車の中でおしゃべりをして、梨泰院の店まで乗せてくれた、優しい弟でした。
キム・ヨンウン記者
【ニュース特集】パク・ヨンハさん自殺