キム・ハヌルが日本で会見「ラブシーンでもけがをするほど過酷な撮影だった」


 現在MBCドラマ『ロードナンバーワン』でソ・ジソブ、ユン・ゲサンとともに主演を務めている女優キム・ハヌルが26日、東京・ヤマハホールにて日本で初めてのファンミーティングを開催するために訪日し、記者会見を行った。

 日本での初めてのファンミーティング開催にあたり、「光栄で幸せ。日本語の歌は準備したが、何かを特別に準備したというより、大切なのはファンの皆さんと初めて近くでお目にかかれるということなので、それを大切にしたい」と期待感を示したキム・ハヌル。

 イベントは初めてだが、仕事などで日本へはよく来ているという。「モデルでデビューしたが、最初の撮影が日本で、日本にはたくさんの思い出がある」と言い、「食べ物も好みに合う。甘いものが好きで、お好み焼きとかケーキとか、好きなものがたくさんある」と語った。


 最新ドラマ『ロードナンバーワン』については「韓国戦争(朝鮮戦争)が背景になっているが、愛情、友情などを表現しているもの。自分の演じるスヨンは、将来医者になる、強く懐の深い女性」とし、「時代ものに挑戦したことがなかったので、魅力を感じた。またスヨンのキャラクターが、これまでのキャラクターと異なり、魅力的だと思った」と出演の理由を話した。

 ラブシーンが過激だそうだが、との問いには「監督から『戦争シーンはドラマのように、愛情シーンは戦争のように撮らなければならない』と言われた。いつ死ぬかわからないという状況の中での愛情のシーンで、実は過酷だった。花粉が飛んでいるようなシーンだがあれはほこり。実際は息を吸うのも大変な状況だった」と明かした。


 さらに「シリアスなドラマなので大変だったし、けがもした。アクション映画の『7級公務員』の時よりもあざがたくさんできた。男優さんたちは軍服を着ているので、プロテクターを着用できるが、自分は半そでで、それをはめることもできず、ころがったりするシーンも演技した」とその苦労を語った。

 同ドラマは、韓国では非常に珍しい完全事前制作ドラマとしても注目されている。「普通は撮影をしながら台本が出来てくるが、今回は最初から台本が出来ていたので、事前にしっかり分析をしてから撮影に臨めたので、完成度が高いと思う」と自信を見せた。

 一方、キム・ハヌルがヒロインを務める『ロードナンバーワン』は、Mnetで7月31日より日本初放送される。



東京=野崎友子通信員

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