クォン・サンウの「制服不敗神話」がまたまた証明された。
クォン・サンウがキム・スンウ、チャ・スンウォン、BIGBANGのT.O.P(チェ・スンヒョン)らと共演した映画『砲火の中へ』は、公開5日目にして通算観客動員数100万人を突破した。
映画振興委員会の入場券統合ネットワーク集計によると、『砲火の中へ』は20日までに全国で112万5435人を動員。19日と20日にそれぞれ40万人近くの観客を動員し、韓国中がサッカーのワールドカップに沸く中で健闘した。
この2年間、映画でもドラマでもスター性を発揮できず、今ひとつだったクォン・サンウだが、久しぶりにヒットの味をかみしめた。クォン・サンウはこの作品で学徒兵を演じているが、『火山高』(2001年)、『同い年の家庭教師』(02年)、『マルチュク青春通り』(03年)など、制服を着て出た作品はすべて大ヒットしている。
クォン・サンウは、『砲火の中へ』の撮影中、ずっとロケ地の慶尚南道陜川郡に滞在し、後輩のT.O.Pはもちろん、脇役の俳優たちの面倒を見たという。
自ら「この映画の主演俳優はスンヒョン(T.O.P)」と控えめに語りながらも、プロモーションでは舞台あいさつや地方スケジュールをすべてこなし、東奔西走した。
ヒットの朗報に一番喜んでいるのは、内面も外面もさらに成熟したクォン・サンウ自身だ。19日と20日もソウル市内の映画館を回り、ファンに直接、ヒット御礼の舞台あいさつをした。
『砲火の中へ』は制作費113億ウォン(約8億7000万円)という大作。韓国戦争(朝鮮戦争)時に浦項を死守し、壮絶に散った学徒兵71人の感動実話の映画化だ。