-最近、映画やドラマがヒットしなかったことに危機感を感じているのか。
「ヒットしてほしいとは思うが、危機感までは感じていない。周りから何と言われても、僕は自分の思った通りの道を進んできた。ただ、そろそろ“結果”を見せる時が来たと思うだけ。僕は俳優として、危険な要素は少ないと思っている。ラブコメディー、ラブストーリー、アクションなど、いろいろなジャンルの作品に出演してきたし、どのジャンルも柔軟に演じられる自信がある。僕の名前を、観客は信頼してくれていると信じている」
-クォン・サンウは人に何と言われても自分の道を歩んできた。逆に言えば、他人の忠告に耳を傾けなかったということにもなるが。
「最近は人の話もよく聞く(笑)。ただし、自分で正しいと思ったことは、どんなことがあっても途中であきらめない。成功が保障された華やかなものより、敬遠されがちな作品に出演したのもそんな理由のため」
-これまでの選択に後悔はないか。
「人生の中で、後悔したことのない人はほとんどいないと思う。誰もが試行錯誤を繰り返すもの。そして、僕に大切なのは未来。過去を振り返ってみても、何も変わらない。それは僕の中の宿命のようなものだから。これからの僕の歩みが大切。僕は僕の人生を、自分の計画表通りに生きていきたい」
-人生の計画表通りに生きているとすれば、『砲火の中へ』の目標は何か。
「この作品をヒットさせること。今、僕に必要なのは映画のヒット。だからといって、この作品にすべてを懸けるということではない。この作品で、今の自分をすべて見せることができるとは思っていない。今回の作品で見せることができなかった部分は、次の作品で見せられればいいと思っている」
-人生設計の最終目標は?
「僕が満足できる映画に、ジャンル別に出演すること。僕は僕の作品をニヒルに見ている。冷静に見ているという意味だ。演じるときは情熱的だが、結果は客観的に見ようと努力している。だからこそ、自分で満足できる映画に出演したい」
-女優コ・ヒョンジョンとドラマ『大物』に出演する予定だが。
「正直言って期待している。ベテランの女優と共演するということに。自分を補えると思うし。今年はすべてうまくいってほしい(笑)」
-10年以上芸能界で生きてきたのに、まだ自分に正直だということは、世渡りが下手だったり、知恵が足りないということもできるが。
「ただ正直なだけ。今になって自分のキャラクターを変えるのもおかしなこと。どうして他人に自分を合わせる必要があるのか」
-二人目の子どもの計画は?
「努力中。
そればかりは思い通りにならないもの(笑)」