今や、結婚は女優活動の障害ではない。これを証明するかのように、結婚した女優たちの活躍には目覚ましいものがある。ハン・ガイン、オ・ヨンス、チョン・インファらは結婚と同時に脇役に退くのではなく、若い女優を差し置いて堂々と主演の座を射止めている。
しっかりした演技力や歳月の流れにもかかわらず、変わらぬ美しさを保ち、テレビドラマを彩っている3人を見てみよう。
結婚した若手女優の代表格といえば、SBSの水木ドラマ『赤と黒』(原題:『悪い男』)で尽きぬ魅力を振りまくキム・ナムギル(シム・ゴヌク役)と恋に落ちる二人の女、ハン・ガインとオ・ヨンスだ。
2007年の『魔女ユヒ』(SBS)以来、3年ぶりにドラマに戻ってきたハン・ガインは、演技力にいっそう磨きをかけ、立場の逆転を夢見るムン・ジェイン役になりきっている。
かつては演技力が批判されたこともあったが、『赤と黒』では成長の跡を見せており、反響もいい。
同じく『赤と黒』に出演しているオ・ヨンスは、強い女だが愛する男のためにあっという間に転落していくヘシン・グループの長女ホン・テラ役を熱演中だ。
この二人のほか、チョン・インファはKBS第2『製パン王キム・タック』で、裕福な家の気品のある妻だが、計略にたけた二重人格的な女ソ・インスク役で、ゾッと震えが来るような演技を見せている。
金持ち男の妻らしく、華やかな衣装と色白肌が際立つメークは、歳月の流れにもかかわらず光り輝いている。チョン・インファの登場以来、インターネットの各掲示板には「とてもきれい」「表向きは天使のようだが、裏では策略を練る姿がすごく怖い」と絶賛している。
スターニュース記者の取材に応じたドラマ制作関係者は「以前は、結婚した女優はヒロイン役からはじかれるのが当たり前だったが、最近はだいぶ流れが変わった。結婚しても、徹底した自己管理と優れた演技力でお茶の間を魅了する女優たちが増えている」と話している。