■やっと一番楽な服を見つけた
「時代劇特有の言葉遣いや節制された動きも、自分の固定観念に過ぎないのではないかと思うようにしました。あの時代、本当にああいう言葉遣いをしていたのかどうかも分からないし。わたしはこのドラマで、できるだけ自分の感情に忠実に、現代でも共感できるような演技をしたいと思っています」
ハン・ヒョジュは同作の撮影が始まる前、特訓を受けた。イ・ビョンフン監督はせりふの正確さだけでなく、小物や背景まで一つ一つ気にするタイプだ。そのため、タイトルロールを演じるハン・ヒョジュは、イ・ビョンフン監督の指導を受けなければならなかった。
「監督から1日2時間ずつ授業を受けました。『宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』のせりふを、監督の前で繰り返し読まされました。うまくできるまでです(笑)。でも、その特訓が大きな力になりました。イ監督にそのような特訓を受けたこと自体、役者にとって、とても光栄なことです」
ハン・ヒョジュが時代劇に出演したのはこれが初めてではない。ハン・ヒョジュは以前、ドラマ『イルジメ〔一枝梅〕』に出演したことがある。
「『華麗なる遺産』がわたしへの大きなプレゼントだったとすれば、『同伊』はわたしに与えられた宿題のような作品です。新しく難しいもう一つの挑戦だったと言えるでしょう。ドラマが終わるころ、わたしの演技がどんな風に変わっているか楽しみです」
学生時代、1度も人からかわいいと言われたことがないというハン・ヒョジュ。
そんなハン・ヒョジュが2003年、ミス・ビングレ選抜大会で大賞を受賞し、芸能界入りを果たした。そして05年、シチュエーションコメディーでドラマデビューし、翌年ドラマ『春のワルツ』のヒロインに電撃的にキャスティングされた。しかしこのドラマでは、「役に合わない」という厳しい評価を受けた。そして昨年、視聴率40%を突破した『華麗なる遺産』で、自らの持つ魅力を思い切り発揮する機会に恵まれた。
「たくさんの役を演じてみたいけれど、できれば明るいキャラクターを演じたいですね。
これから同伊がどんな希望を人々に与えることができるか、ハン・ヒョジュがどんな演技を見せることができるか、『同伊』が終わるまで、見守っていてください」