チャン・グンソク、アジアツアー日本公演で会見


 俳優チャン・グンソクが29日、ゆうぽうとホール(東京・五反田)において「チャン・グンソク アジアツアー イン ジャパン」を開催した。

 イベント開催に先立ち、記者会見に臨んだチャン・グンソクは「アジアツアーの真っ最中で、中国、シンガポール、台湾とやってきて、ついに日本に来られてうれしく思います」とし、「コンサート形式のショーとして、これまでとは違った新しい形のイベントをお見せできると思います」と抱負を語った。

 そして、これまでの中国ほか各国の反応を「すごく熱狂的でおもしろかったです。これまで1度も行ったことのない国の方々に関心を寄せていただき、責任感を感じました。現地でファンの方々と直接お会いできて、大変大きな意味があったと思います」と韓流スターらしく答えた。

 そんなアジアでの人気は日本でも放送されている主演ドラマ『美男<イケメン>ですね』がけん引している。各国で人気が爆発していることに関しては、「まだ大きな人気というのは実感できません。わたしは、これまでも役柄を誠実に演じてきたし、それが俳優にとって重要なことだと思います。でも大きな愛をいただいていることは、とてもありがたいです。これからも変わらず、韓国の若手俳優として自分の道を着実に歩んで行きたいです」と真摯(しんし)に語った。

 テギョン役で、得たものはあるか、との問いには「最大の収穫は、自分らしさに出会えたということです。それまでは、役が持つ重さや暗さを表現すること、キャラクターに縛られていましたが、今回は自分らしい正直な面、活発な自分自身に出会うことができました」とした。

 「これまでの現場ではいつも末っ子でしたが、今回はA.N.JELLのリーダーとして周りの人に気を配ったり、先輩として引っ張っていく責任感のようなものを感じたし、新しい体験でした。これからは年上としてリーダーシップを発揮して現場を引っ張っていければと思っています」とも。


 待望の次回作については、「日本のマンガが原作の映画『きみはペット』です。もうすぐ撮影に入りますので、ダイエットして体重が60キロ近くまで落ちたところです。日本ではジャズダンサーが主人公になっていますが、韓国では天才的ダンサーという役柄になっていますので、一生懸命ダンスの練習をしています」と明かした。

 さらに、「『美男<イケメン>ですね』でやっと自分らしい姿にたどりついたような感じです。正直でかわいらしくて、マンガから飛び出してきたようなキャラクターですが、この作品でアジアの人々、多くの方々と出会うことができました」と振り返り、「『きみはペット』は、ペットのようにかわいいキャラクターでありながら、悲しみや苦しみも持っているという多様な面が垣間見えるような役。リラックスして楽しんで見ていただける作品になるのではと思っています」とした。

 「次回作『きみはペット』が天才ダンサーという設定ということで、ダイエット中なので、大好きなキムチチゲが食べられない以外は、大きな苦労はないです」とチャン・グンソクらしい笑顔を見せ、「プレッシャーはありますが、舞踊ではなくこれはダンスなんだと考えると気が楽になりました。今アジアツアーの最中で、練習ができていないので、ダンスの先生から『いつ、帰ってくるの?』と頻繁に電話がかかってきます(笑)」との告白も。

 さらなる展望として「正格派俳優と言われるような、さまざまな役に挑戦していきたいです」と口にしたチャン・グンソク。お気に入りの日本で、とてもリラックスしているようだった。ファンとの触れ合いを楽しみ、パワーもたくわえ『きみはペット』に入ってくれるに違いない、と確信できた。

東京=野崎友子通信員

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース