男性スター出演に期待高まる下半期ドラマ


 今年後半のドラマは、韓流スターたち勢ぞろい。Rain(ピ)、ユチョン、パク・ヨンハ、ソン・スンホン、ソ・ジソブがその主人公だ。テレビ画面を鮮やかに彩る韓流スターたちは、それぞれの魅力でアジアのファンの前に姿を現す。

 Rainはアジアを越え、米ハリウッド進出に成功した「ワールドスター」。そのRainが今年後半、韓国ドラマに戻ってくるということで、韓国だけでなくアジア各国で話題を集めている。Rainが出演するドラマは、9月からKBS第2でスタートする『逃亡者』。このドラマは、熱い人気を呼び、惜しまれつつも3月に終了した同局の時代劇『チュノ~推奴~』を手がけたクァク・ジョンファン・プロデューサーと、脚本家チョン・ソンイルの名コンビによる作品で、今年後半、地上波3局で一番の期待作だ。大作アクション・スパイ物ということで、韓国だけでなく海外ロケも行われる予定だ。

 ユチョンも今年後半のドラマ界を彩る韓流スターの一人。ユチョンが俳優として本格的に挑戦するのは、ドラマ『成均館スキャンダル』(KBS第2)。ユチョンの俳優挑戦に、国内外のファンはワクワクしている。このドラマは、朝鮮時代のイケメン4人組の愛と友情を描く青春ドラマ。ユチョンは4人組のリーダー格を演じる。

 日本・台湾・ベトナムなどで特に人気の「ソフトな男」パク・ヨンハも登場。レオン・ライ&マギー・チャン主演でヒットした香港映画『甜蜜蜜』(日本公開時のタイトル『ラヴソング』、1996年)を原作にした同名リメークドラマに出演する。パク・ヨンハは日本で歌手としても活動。その彼がドラマ出演するというニュースに、日本のファンも関心を寄せている。『甜蜜蜜』は人気ドラマ『秋の童話』や『冬のソナタ』(いずれもKBS第2)の脚本を書いたオ・スヨンと、『オー! 必勝ポン・スニョン』『お嬢さんをお願い』(同)を演出したチ・ヨンス・プロデューサーが手がける。

 ソン・スンホンは、今年後半スタート予定のドラマ『マイ・プリンセス』に出演する。このドラマはSBS『パリの恋人』と『オンエアー』の脚本を書いたキム・ウンスク&チャン・ヨンシルが共同執筆。共演はキム・テヒで、甘いラブストーリーになるとのことだ。ソン・スンホンはハリウッド映画『ゴースト ニューヨークの幻』を日本に置き換えた、アジア版『ゴースト』に主演することも決まり、日本のトップ女優である松嶋菜々子と国籍を越えた愛を演じる。

 ソ・ジソブは韓国戦争(朝鮮戦争)を描いた作品に出演する。6月23日スタートのドラマ『ロード・ナンバーワン』(MBC)だ。韓国戦争を背景に展開される男女3人の愛と友情が描かれる。ソ・ジソブはアクションあり、ラブストーリーありのこのドラマで、アジア各国の女性のハートをさらうこと間違いなし。イ・ヒョンミン・プロデューサーが演出したヒットドラマ『ごめん、愛してる』で韓流スターの仲間入りしたソ・ジソブ。その人気もあって『ロード・ナンバーワン』は放送開始前に日本で買い付けられたほか、アジア諸国への輸出も検討されている。

キム・スジン記者
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