『下女』公式上映で5分間拍手喝采=カンヌ映画祭


 第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された映画『下女』(イム・サンス監督)は、公式上映で5分間余りのスタンディングオベーションが送られた。

 『下女』を手掛けたイム・サンス監督、出演者のチョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ユン・ヨジョンは14日午後10時30分(現地時間)、フランス・カンヌのリュミエール大劇場で行われた公式上映会に出席し、そろってレッドカーペットイベントや上映に臨んだ。

 チョン・ドヨンはバスト部分が深く切れ込んだ、ワインレッドのドレスを着て登場、注目を浴びた。初めて同映画祭に参加したユン・ヨジョン、イ・ジョンジェ、イム・サンス監督は黒のドレスやスーツで、落ち着いたムードを醸し出していた。


 監督や出演者の着席後、『下女』公式上映が始まると、観客は真剣な様子で作品を鑑賞。13日に行われたメディア試写会よりも静かなムードに包まれた。

 だが、作品後半部に破格のシーンが相次ぐと、客席からはざわめきが。そして、1時間47分の上映が終わると、観客は一斉に立ち上がってスタンディングオベーションを送り、それが5分間余り続いた。イム・サンス監督をはじめ、チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ユン・ヨジョンらは観客にの拍手に応えてお辞儀をし、リュミエール大劇場を後にした。

チャン・ソユン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース