―ガンジンの魅力はどこにあると思いますか。
「(1分ほど黙って考えてから)ガンジンの魅力は…序盤では、自分に寛大ではない人物です。負けん気もあります。愛を守ろうとして、家族に良く尽くし、自己責任感と責任意識が強い人物です。ドラマ序盤には傷を受けていましたが、ある一人の女性への愛によって心を開いて、徐々に変わっていくその過程の姿が魅力だと思います」
―ドラマの中で、ファンに特におすすめしたい場面はありますか。
「冬は景色がとても素敵な季節ですよね。田舎の情景が素晴らしく、田舎独特の雰囲気がたっぷりとあふれているのもいいですね。ガンジンとジワンが再会した時、お互いに火のような愛を表現できなくてこらえている場面や、そのように時間が少しずつ流れてお互いが初めて愛を表現しはじめる部分など…。
カフェの前で、ガンジンが『僕のことをわからないの? 本当にわからない?』と告白する場面や、同僚のパク・テジュンが再び宣戦布告をする嫌な場面など、考えてみれば本当にたくさんありますね。ジワンとのデートの場面もいいです」
―とても素敵なコ・スさんにも、弱点はあるのでしょうか。
「弱点は多いですね。弱いところです。強くできませんからね…。それがいい場合もあるかもしれませんが…。性格では、人の意見をよく聞くこと?」
―自分の意見があっても人にこうした方がいい、と言われたら聞くということですか。
「簡単に耳を貸す、という感じではありませんが、ほかの人の言葉をよく聞きます。たまにだまされたりもしますが(笑)」
―次回作品の予定は。
「『超能力者』という映画で5月から撮影をスタートします。年内に公開予定です。カン・ドンウォンさんと一緒に撮影をします」
コ・スの公式来日は今回で3度目だが、個人的にはよく日本に来るという。「東京とその近辺が多いです。散策も好きですし…。こぎれいでおしゃれな通りの散策や、日本の食べ物が好きです。すしとかラーメンとか(笑)。地方では、仙台、青森…日光も行きました」とかなりの日本通のところも明かしてくれた。
気になる次回作『超能力者』は、『田禹治(チョン・ウチ)』『私の愛、私のそばに』などを手掛けた映画社「家」の作品で、キム・ミンソク監督の商業映画デビュー作。超能力を持ち生きる男の物語で、サスペンスありコメディーありの物語だ。カン・ドンウォンは超能力を持つ男の役、コ・スはカン・ドンウォンと対立する役を演じ、ライバル関係になる。イケメン俳優二人のスクリーンでの激突は考えただけでドキドキする。
なお、今回の来日でコ・スが出演した『KNTV Premium 2010~春のクリスマスParty』の模様は、KNTVにて6月16日午後7時40分より日本独占初放送。また、『クリスマスに雪は降るの?』はKNTVで毎週土曜・日曜の午後11時ほか放送中。
東京=野崎友子通信員