キム・ジョングクが東京コンサートを開催


 韓国の国民的歌手のキム・ジョングクが28日、「キム・ジョングク JAPAN CONCERT 2010 in TOKYO」を東京・中野サンプラザホールにて開催した。

 キム・ジョングクは、イベント前に記者会見を行い、コンサートに対する意気込みを「素晴らしいもの、新しいものよりも応援してくれているファンの気持に応えたい。感謝の気持を込めて今日も頑張りたい」と語った。

 何か準備したことは、との問いに「キム・ジョングクに対してどのような歌を望んでいるのか、事前にリクエストを募集する企画をした。昨年は演歌を歌ったが、今年は新しい雰囲気のものを用意した」とファンと一緒に楽しみたいという姿勢が感じられた。


 歌と身体作り、選ぶならどちら、というユニークな質問に、「一番は歌。何故ならば身体はいつでも作ることが出来るから」と答え、ダイエットしているのか、と聞かれると「新しいアルバムを発表するたびにダイエットをしている。バラード曲と感性で歌う歌が多いので、ルックスと歌がマッチしないと良くない」と語った。

 25日が誕生日だったが、誕生日の思い出をたずねられると「先日韓国でコンサートをやった時に、観客の皆さんから歌のプレゼントがあった。忘れられない思い出。今後同じ質問があっても、同じ答えをすると思う」と答えた。

 会見には、いつもコンサートに参加している同じ事務所のヒップホップデュオMighty Mouth もサプライズ登場し、緊張した空気を和やかなものに換えた。


 コンサートは、1月に出たアルバム第6集「この人だ」でスタート。日本語で「日本でまたコンサートが出来てうれしいです。今日は僕と一緒に楽しんでください」とあいさつ。続けて韓国語で「たくさん話したいが、外国だから音楽で伝えたい」と歯がゆい気持を伝えると、「忘れられない」「愛らしい」「タジョ」やTURBO時代の曲などポップスからトロットまで独特のハイトーンボイスで歌った。途中Mighty Mouthも参加しコンサートを盛り上げた。

 ファンからのリクエストでは、リクエスト2番と自身の「高校時代、良く聞いていた曲が同じだった」ことから、Xの「ENDLESS RAIN」を歌い、圧巻の歌唱力を披露した。

 アンコールを含め全22曲を歌い、総立ちの客席からは終始、大声援が送られた。

東京=野崎友子通信員

(C)Masako Hirayama

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