俳優イ・ジュンギが28日、「2010LEE JUN KI FAN EVENT 『HERO IN JAPAN』」を横浜アリーナにて開催した。
自身のアルバムから「J Style」で華麗に幕を開けたイベント。その後は、現在DATVで放送中の主演最新ドラマ『ヒーロー』を題材に、映像を見ながらトークを繰り広げた。トークには、同ドラマで相手役のジェインを演じたユン・ソイも登場。二人で、ドラマの裏話などを語った。
これまでは、かっこいい男性を演じることが多かったイ・ジュンギが、本作では落ち着きがなく、情けないドヒョク役を演じた。『ヒーロー』では、イ・ジュンギのコミカルな面、おちゃめな面が全開だ。そんなキャラにちなんでの愉快な話題でトークが盛り上がった。
食べているご飯を吐き飛ばすシーンについては、「最初うまくいかなくて、5回ぐらいやって、こつがわかった。水にご飯をひたしてからやるといい」。付けひげを付け、変装するシーンについては「初めて付けてみたが、似合っていたと思う。変装は楽しく、自分はもっともっとやりたかったが、監督がこのへんでやめておこう、と…」など、愉快なエピソードを明かした。また、ファンが大勢見ていた撮影中にパンツがやぶけて、下着が見えてしまった時のエピソードも笑いながら語った。
ユン・ソイとは、互いに軽口を言い合うなど、気さくで率直な先輩後輩関係を見せた。そんな中、ユン・ソイは「現場では本当にムードメーカーだった。スタッフや後輩の面倒をよくみるし、先輩には礼儀正しく気遣う。ここまで気を使えるのかと思った」とイ・ジュンギの人柄を称賛するなどもした。
劇中披露した社交ダンスやT-Araのダンスなどをユン・ソイとともに披露したり、「愛嬌(あいきょう)」ととっておきの笑顔やコミカルな仕草を披露するなど、終始陽気な姿を見せ、ファンとの時間を過ごした。
また、自身の日本公式ファンクラブ「SPLENDOR」(http://jungi-splendor.jp/)が3周年を迎えたことについて、「ファンクラブができたのが昨日のことのよう。ぼくからもおめでとうと言いたい」とファンと共にする喜びを表した。
そして、ファンから、先ごろ誕生日を迎えたイ・ジュンギに「ハッピーバースデー」の歌のプレゼントをすると、大感激。「感動した。もっともっと責任感を持たなければと思う。20代が残り少ないというより、30代により期待している。たくさんのファミリーに感謝している」と語った。
今後の予定をMCが尋ねると、「皆さんにいい姿をお見せするためにいろいろ準備している。作品でお目にかかるのが一番だが、舞台イベントなど、また皆さんと楽しめるものをと考えている」と言うと、ファンからは大きな拍手が起こった。
最後にイ・ジュンギは、感無量な面持ちで「胸がいっぱいです」と日本語で語った。続けて「今日はとても幸せな気持ち。たくさんの方に来ていただいて…これからも明るい姿、誠実な姿をお見せしたい。今日は本当に感動しました」と笑顔ながら胸をつまらせ吐露した。
そしてアンコールでは、歌とダンスのステージを繰り広げ、元気に笑顔のままでイベントを終えた。
なお、このイベントは、CSチャンネルDATV(スカパー!/イッツコム)にて6月2日にテレビ初放送される。
一方、同日、イ・ジュンギの5月3日軍入隊の報が駆けめぐった。撮影に入っていたキム・テヒと共演の映画『グランプリ』も途中降板を余儀なくされ、強い意欲を見せていたドラマ『神医』の出演もできなくなったという。
そのため、イ・ジュンギがイベントで入隊に関して言及、ファンへ何らかのメッセージを残すのでは、と思われたが、一切その話題に触れることはなかった。
東京=野崎友子通信員