イ・ジュンギがユン・ソイとともに日本で『ヒーロー』の放送記念会見


 今年入隊を控えている俳優イ・ジュンギが27日午後3時、ベルサール六本木(東京都港区)にて、現在DATVで放送中の主演ドラマ『ヒーロー』の放送記念会見にユン・ソイとともに臨んだ。

この日は、記者のほかにファンのDATV視聴者100名が招待されていた。「お久しぶりです、イ・ジュンギです。お元気でしたか」と日本語であいさつし、「ドラマの撮影が1月に終わり、ユン・ソイさんとも3カ月ぶり。新しく日本の視聴者の皆さんとお会いできるということで胸がときめく気持ち」と喜びを語った。

『ヒーロー』のみどころについて「このドラマのテーマは重い内容かもしれないが、愉快に明るく描こうと努力した。だから、エピソードそのものも楽しめると思うし、キャラクターがそれぞれ生きていると思う。ブロックバスターの作品ではないが、非常に素朴でありながら、人生の中の楽しい価値、大切な価値を描いているので、そのようなところを見てほしい」とアピールした。



 ユン・ソイはこれに加え「ドラマの中で、イ・ジュンギさんはさまざまな変身をするので、今までの作品で見られなかったいろいろな姿を見ることができます」とした。

 イ・ジュンギは、チン・ドヒョク役を引き受けたことについて、「感情の幅も激しくて、あまり一般ではみられないようなキャラクターだが、20代のうちに違ったキャラクターをみせたいと思っていた。素朴なところ、日常時な姿をみせられる人間味のある役はどうかなと思っていたところ、この話をいただき、ファンの方、視聴者の方が新鮮に受け止めてくれるのではないかと思った」と出演の経緯を説明。

「演じていて気楽な部分もあった。少しカッコつけて、というのがなかったのは残念だが、挑戦して良かった。とても満足している」と悔いのない思いを語った。



そして、「このドラマを通してたくさんのメッセージを毎回残せたらいいと思う。訴えていたのは、人の大切さと真実。生きていく上で基本的なことだが、今の社会は忘れがちなので、しっかりと振り返ってほしいと思う。そして人と接する時には温かい気持ちで接するような社会になってほしいと思う。『ヒーロー』のシノプシスを呼んで心に響いたのが、その点だったので、その部分を半分以上でも伝えられたら成功ではないかなと思う」とその思いを吐露した。

印象に残っているシーンを問われ、「たくさんあるが、中でも一緒に踊るシーンは記憶に残っている。残念だったのはキスシーンがなかったこと」と言って笑った。



するとユン・ソイが「キスシーンはなかったといっても、新聞の記事の中ではしてますよ」と言い、それに対して「それは、ちゃんとしたキスシーンじゃなかったよ(笑)」とイ・ジュンギ。さらにユン・ソイが「最初の放送の時に劇中でイ・ジュンギさんに、男性の大切な部分を殴ってしまうシーンがあって申し訳ない気持ちで撮影した」と語ると、イ・ジュンギは「その撮影の時が一番楽しそうだったよ」とかけ合い、劇中同様、息の合った二人の様子を披露した。

この日、韓流スターらしく、ファンを前に余裕も見せていたイ・ジュンギ。自身が口を開いた後「ユン・ソイさんは?」と声をかけるなど終始ユン・ソイへの気遣いと優しさを見せながら、『ヒーロー』について熱く語る姿が印象的だった。

 イ・ジュンギ、ユン・ソイほかペク・ユンシク、オム・ギジュンら出演のマスコミを舞台にした社会派エンターテインメントドラマ『ヒーロー』は、DATVで毎週土曜午後3時から字幕ノーカット版で放送中。



東京=野崎友子通信員

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース