インタビュー:オ・ジホ「トレーニングは腕と背中を中心にしています」(下)


―『チュノ』では得意のラブストーリー部分が少なかったのですが、それについてはどう思いますか。

「アクションシーンや奴碑の生活などが多かったため、ラブシーンがあまりないように見えますが、実はテハという人物は恋愛によって人生が変わる人物なんです。オンニョン(イ・ダヘ)と一緒にいることによって、彼女のために戦っていますから。恋愛によってこのストーリーがつながっていると思います。アクションシーンが多いため、ラブシーンが少なく感じるのかも…だとすれば、その理由は途中で結婚して落ち着いたからかもしれませんね」



―このドラマでは監督の意向で体作りも重要だったそうですが、オ・ジホさんのトレーニングのポイントはどこでしょう。

「僕はいつも腕と背中を中心に運動しています。でも、今回はドラマで腕の筋肉のラインを見せるために、その部分を中心に考えトレーニングしました。チャン・ヒョクさんは元々截拳道をされていて、身体の筋肉もすごいんですが、役のためにさらに筋肉をつけていました。僕は主に背中と腕だけです。その理由は、劇中で彼は上半身全体を見せるのですが、僕は腕しか見えないので(笑)」

―ドラマが終わって、役から抜けるのは難しくなかったですか。

「長期の撮影だったので、終わると少し寂しかったです。また、終わったのにまだ撮影現場に行かないといけないような気分です。元々、作品が終わると髪型を変えて演じた役から抜け出そうとするのですが、今回はあまり髪型を変えず、少ししかイメチェンをしていません。伸ばし続けてきたので少しもったいないかなという気持ちもあって(笑)。他の作品よりは、役から抜け出すのに少し時間が掛かっていますね」



―作品を終えて、オフでは何をしていますか。

「スケジュールがまだ入っているので、ちゃんとした休みはないですが、休みながらまた運動を始めています。そのほかは、『天下無敵チーム』で野球をしていますね(笑)。少しずつ余裕が持てる時間を作っている最中です」

―日本の印象はどうですか。日本での思い出があれば教えてください。

「日本は楽しい国だと思います。2001年に、撮影で福岡に行ったんですが、街がきれいで、韓国と似ているようで違う点がとても興味深かったです。あと、日本は見どころがたくさんあり、おいしい食べ物もたくさんあるので、それからよく日本に来るようになりました」



 普段家にいるようなくつろいだ雰囲気でインタビューに応じたオ・ジホは無骨な武将「ソン・テハ」のイメージはなく、優しい笑顔の愛すべき男だった。以前、韓国で『チュノ』撮影現場で会った時は、「武将はそういうポーズはとれない」とかたくななまでに役に入っていたオ・ジホ。役目を終え、この日はリラックスして、気さくに撮影のリクエストにも応じてくれた。ファインダー越しの彼は、浅黒くワイルドながら紳士的でキュートな笑顔満開。そしてソフトな姿の奥には男らしさがみえた。

一方、オ・ジホがチャン・ヒョク、イ・ダヘとともに主演を務める『チュノ~推奴~』はアジアドラマチックTV★So-net(スカパー!HD Ch.655/スカパー!Ch.749)で毎週火・金曜午後2時より放送中だ。




東京=野崎友子通信員

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