先日、日本を訪れチャリティーイベントに参加したキム・ナムギル。イベント翌日に児童福祉施設を訪問し、子どもたちとの触れ合いの時間を過ごした様子が、主催者側より明らかにされた。
17日に東京で開催された日韓Charity Presents 「3rd日韓友情フェスタ」に参加し、ファンとの触れ合いの時間を持ったキム・ナムギル。翌18日午前、埼玉県の某児童福祉施設を訪問した。
キム・ナムギルは子どもたちとゲームなどで温かい触れ合いのひと時を過ごした。韓国からのお土産を一人一人に手渡し、自らキンパプ(のり巻き)や、初めて作るというホットク(韓国風おやき)を作り、子どもたちに振る舞った。施設からはお礼に特製すいとんが用意され、日韓交流の楽しい昼食タイムとなった。
また子どもたちが暮らす部屋を訪れ、女の子の書いたイラストに感動して、「あなたのサインを入れてわたしにください。希望を持って頑張ろうね!」と語りかけるなどした。
そして、施設にパソコンがないのに気がついたキム・ナムギルは、「韓国ではインタ-ネットが普及している。子どもたちの部屋にパソコンを贈りたい」との申し出があり、後日、NPO法人日韓文化交流会を通じて贈呈される予定だという。そして最後に「またこの施設を訪れて、今度はサッカ-などで子どもたちと交流したい」と名残惜しそうに語ったとのことだ。
続いて午後1時には、いにしえより韓国とゆかりが深い埼玉県日高市の高麗神社に参拝した。高麗神社における日韓両国のゆかりを聞いて、「外国に来てこういったものを見ると愛国心がわく。『日韓友情フェスタ』で訪れなければ、高麗神社の成り立ち、由来も知らなかった。これは広く皆さんに伝えなければ…」と、一度行なった参拝を再度行なうなど、大変興味を持ち感動した様子だった。
境内では詰めかけたファンにもあいさつ。ファンの近くまで行って応援の横断幕にサインしたり、駆け寄ってきた女の子を抱っこしてお菓子をプレゼントするなど、ファンとも温かい時間を過ごした。
キム・ナムギルは「アジアから貧困をなくすために、また子どもたちに夢と希望を与えるため、一人一人の力は小さいけれど、みんなで力を合わせれば出来ないことはない。一緒に力を合わせましょう!」と語り、「良い仕事で縁を結ぶことができてうれしく思います」と主催者へもメッセージを伝えたという。
今回のイベントを主導したNPO法人日韓文化交流会(http://www.japankorea.org/)では、さまざまな日韓文化交流のイベントなどを行うとともに、チャリティー活動を展開している。モンゴルでの貧困地域子供教育支援など、今後も継続的にチャリティーイベントを計画していくとしている。
東京=野崎友子通信員