キム・レウォン主演映画『仁寺洞スキャンダル』6月日本公開が決定


 キム・レウォンの入隊前最後の映画『仁寺洞(インサドン)スキャンダル~神の手を持つ男~』(以下『仁寺洞スキャンダル』)が6月26日、日本公開されることが決まった。

 『仁寺洞スキャンダル』は、室町時代、日本の水墨画にも多大な影響を与えた安堅(アン・ギョン)の幻の名画「碧眼図(ビョガンド)」修復をめぐり、さまざまな思惑が交錯するサスペンスタッチの物語だ。

 ある日、仁寺洞(インサドン)の骨董街を牛耳るギャラリーのオーナー、ペ・テジン(オム・ジョンファ)は、朝鮮王朝期を代表する水墨画家安堅の幻の名画「碧眼図」を手に入れる。この水墨画の修復のために雇われたのが、神の手を持つと呼ばれる修復士イ・ガンジュン(キム・レウォン)。国家的な規模となる安堅の幻の名画の修復プロジェクトは、表舞台から消え去っていたイ・ガンジュンの登場により、更なる注目を浴びていく。しかし、このプロジェクトの裏では、ペ・テジン、イ・ガンジュン、仁寺洞のギャラリーのオーナーたちなどさまざまな人物による、さまざまな思惑がうごめいていた…。


 同映画は韓国で昨年4月に公開。コミカルさ、ド派手なアクションも取り入れながら、それぞれの思惑が現れてくる展開、ラストの痛快感は「これまでの韓国映画にはない面白さ」と多くの観客に受け入れられ、120万人動員のヒットとなった。

 主演のキム・レウォンは同8月に軍入隊しており、これが入隊前最後の作品。さらに、これまでの爽やかなイメージとは違う、俳優としての新たな魅力を見せたと好評を得て、日本公開が待たれていた。

 共演は、現在、主演映画『ベストセラー』がヒット中のオム・ジョンファ。そのほか、イム・ハリョン(『グッド・モーニング・プレジデント』)、ホン・スヒョン(『映画は映画だ』『宿命』)、キム・ジョンテ(ドラマ『プランダン不汗党』)、白竜(『その男、凶暴につき』『グッド・バッド・ウィアード』)らが出演している。

 『仁寺洞スキャンダル』(配給:エスピーオー)は6月26日より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋、ほか全国順次ロードショー。

東京=野崎友子通信員

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