18日、東方神起のメンバー・ジュンスの双子の兄であるジュノが「~ジュノ JAPAN 1st SHOWCASE 2010 in TOKYO スペシャルゲスト・ジュンス~」を東京・JCB HALLにて開催。18時からの本公演、13時からの追加公演共に発売即日完売し、計4600人を動員するという大盛況だった。
そして、この日の本公演には、弟のジュンスが応援に駆け付けた。ジュンスが久々に日本の舞台に立つということで、その一挙手一投足に注目が集まったが、元気な姿を見せ、兄のデビューを祝い、仲のよい兄弟ぶりを見せ付けた。
ジュノは、中国でのデビュー曲「Nothing to Lose」韓国語バージョンや「I LOVE YOU」、ダンスを披露したほか、イ・スンギの「お姉さんは僕の恋人だから」やジェームズ・イングラムの「ジャスト・ワンス」、福山雅治の「milk tea」を歌った。
トークでは、歌手デビューについて「昨年の10月から歌手の準備をした。ダンスの練習はやったことがなかったので、大変だった。運動をしていたため、基礎体力はついていたので、つらい練習にも耐えられた」と明かした。
家族で仲良くカラオケを楽しむ姿などの映像が流された後には、「母と弟の二人がうまくてカラオケに一緒に行けない。いつかは歌がうまくなって二人の間に入りたい」と笑いながら話しながら、家族の仲のよさも見せた。
そして、この日の本公演にはその「歌がうまい」弟のジュンスが応援に駆け付けた。このイベントが大きな注目を浴びた理由は、弟ジュンスの出演にあったと言っても過言ではない。ジュンスが登場すると場内には大きなどよめきが起こった。
ホイットニー・ヒューストンの「ザ・グレイテスト・ラブ・オブ・オール」を歌い登場した後、ジュンスとジュノのトークが繰り広げられた。
ジュンスは「今日は兄貴を応援しに来ました」とあいさつし、「兄貴のステージを見ながら自分が緊張していた。頑張っている姿が素敵だった」とジュノへエールを送った。
そして兄について「男になった。自分が目指していたカリスマを感じ、負けたと思った」と称賛。さらに「子どもの時から、双子だがお兄さんっぽい。自分にいろいろ配慮してくれた。本当にお兄さん、という感じ」と評した。
一方、ジュノはジュンスについて「弟は、本当に弟らしい。双子の自分を兄と呼ぶのは複雑な気持ちになることもあると思うが、いつも兄と呼んでくれてありがたい。歌手としては先輩で尊敬しているし、自分がこのような舞台に立てたのも弟のおかげ」と率直な気持ちを語った。
ジュンスに、ジュノへのアドバイスをと求めると、「ステージに立つときは、自分が最高だと思って舞台に立ってほしい。それがお客さんに伝わるし、アーティストとして重要なこと」と答えた。先輩らしいコメントは、トップアイドルとしての自負も感じさせた。
そして「今までやってきたとおりに、誠実に頑張ればいいと思う。本当に誠実で、頑張っている人だから」と兄にエールを送った。
現在、グループ活動休止中の自身の活動については、「また会える時間がたくさんあると思うので、皆さんもうちょっと待ってください」と明るく語ると、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が起こった。
この日のイベントは大盛況だったが、これを成功に導いたのがジュンスの登場にあったことも否めない。歌手として生まれたばかりのジュノが今後、どのように自身の力でファンを引き付けられるか。未知数だが、その動向が楽しみではある。
なお、この日の模様は、ジュノの訪日に密着した独占映像などとともに番組『「ジュノ First Impact〕~独占密着!初来日スペシャル~』として「スカパー!HD:Ch.190」「スカパー!e2:Ch.800」にて5月29日夜10時より放送される。
東京=野崎友子通信員