インタビュー:イ・ヨウォン「『善徳女王』で大変だったのは男装での戦闘シーン」(上)


 韓国で40%を超える驚異の高視聴率をたたき出した大ヒットドラマ、朝鮮半島初の女帝の半生を描いた『善徳女王』の主役トンマン公主(後の善徳女王)を演じた、イ・ヨンウォン。

 モデルとしてデビューし、映画『子猫をお願い』でブレークした彼女は、一度結婚のため引退したが、2005年ドラマ『ファッション 70’s』でカムバック。その後『外科医ポン・ダルヒ』『BAD LOVE〜愛に溺れて〜』に主演。『善徳女王』では、コ・ヒョンジョンとカリスマ対決を繰り広げたイ・ヨンウォンに話を聞いた。

-『善徳女王』の出演を決めたポイントは何だったのでしょうか。

 「台本を読んで、善徳女王のドラマということではなく、“王になる過程”を描いたドラマだと思いました。中盤まで男装の姿で描かれているのも魅力的で、新鮮で面白いドラマになると思いました」


-「善徳女王」役へのプレッシャーはありませんでしたか。

 「“『宮廷女官 チャングムの誓い』の作家が手掛ける時代劇”と“善徳女王をテーマ”ということで皆さんから期待されました。テレビ局からの期待も大きくて、その期待に応えられなかったらどうしよう、という思いが、関わった全員にプレッシャーとなりました。しかし、撮影自体は楽しく、集中もしていたので、プレッシャーを忘れたころに高視聴率の結果を知りました」

-高視聴率の理由は何だと思いますか。それによって、周囲に変化はありましたか。

 「演出も脚本も俳優もすべてがかみ合った結果が、高視聴率に結びついたと思います。変化は、小さな子どもからお年寄りまで私のことを知っていると感じるようになったことです(笑)」


-男装での演技はどうでしたか。

 「男装の演技で大変だったのは戦闘シーンです。同じことをしても、一生懸命に全力を出しても体力的に限界がありました。でも、自分が男になった気分になり、周りも男扱いするようになったので、自然に振舞えるようになりました」

-男装から女王への変化はどう演じましたか。

 「男装から女王になる過程ですが、最初は不自然に感じましたが、意識して変化を付けたというよりも、ドラマの流れで自然にやっているうちに、自然に違いが出てきたと思います」



東京=野崎友子通信員

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